嶽本野ばらの本のよさは主人公たちが自分の信じるところをつきすすむのだけど、周りがみえなくなってしまうのではなく、客観視できるところ。すごく耽美的かと思ったらカジュアルな口調になって そこに少し違和感を感じる人もいるかもしれないけれどそれが読みやすさでもあり、親しみやすさでもある感じ。ストーリー全体の方向性も1つのジャンルでくくれないような雰囲気が流れている。これは結構エンターテイメント性も高い作品。
- 作者: 嶽本野ばら
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 文庫
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