みなみ会館で「ウィスキー」 そして鉾町

6月は職場の(顧客に対する)サービス強化月間で、近年ないくらい仕事漬け。その仕事の山が終わったら行こうと狙っていた映画「ウィスキー」に7月に入るや否や行ってきた。パンフレットにもジャームッシュアキ・カウリスマキを彷彿とさせる、というようなことが載っているのだけど、「間」に対して敏感な感じ、乾いたようなあったかいような空気などは本当に両者を思い浮かべる。ただ本当に淡々と進むもので疲れ果てている体にはずっと映画に集中するのがキツい部分もあり。。映画には体調を整えて行きたいものだ、とこれ何度思ったことか。。。

上映していたみなみ会館ではこれから楽しそうな企画が目白押し。7/30にはみうらじゅん的映画祭ナイトというのも開催され、みうらじゅんナマ前説も予定されているそう。あとずっと行きたかった宮沢りえの「父と暮らせば」も朝のアンコール上映があるようで、都合をあわせたいな、と思っている。

もうひとつ応援している企画が「さい果ての友情 カウリスマキペロンパー マッティ・ペロンパー没後10年追悼特集」。

アキ・カウリスマキの映画にずっと出てきてたマッティ・ペロンパー、ひげ面のポーカーフェイスにみえかくれする哀愁とおかしさがたまらなくて大好きな俳優さん。マッティの没後に撮られたカウリスマキの映画「浮き雲」*1の最後に出てくるマッティへの献辞をみて胸がいっぱいになった。みなみ会館にも二人は来てくれたことがあるらしい。(アキとマッティについてはこのページにすてきに紹介されている。)

mattiみなみ会館の入り口にはってあった「レニングラードカウボーイズ モーゼに会う」のポスター。ロバの姿がかわいらしい!短編「悲しき天使」でもロバがものすごく魅力的なキーワードになっているのだけど、カウリスマキはロバの使い方がうまい!去年亡くなったロバ好きの友人にみせたくてみせたくてたまらなくなった。レニングラードの左右には「ラヴィ・ド・ボエーム」と「愛しのタチアナ」*2のポスター。どちらも大好きな映画。

daimaruみなみ会館をでたあと外出ついでに、と四条の大丸まで。四条通にはテープではあるものの祇園囃子が流れ、祇園祭の飾り付けが始まっていた。化粧品を買いに行って顔をさわられていたら眠くて眠くて舟を漕いでしまった。映画「ウィスキー」で眠く感じたのも、映画がどうこうというより完璧にこっちの体調、って気がする。