町田さんの本っていまの感情を古風ないいまわしでするのがいいなぁと思っているのだけど、この時代劇では、古風ないいまわしとともに、お侍さんにものすごくくだけた現代スラングを使わせたりして、メリハリがあって楽しい!ストーリーはエンターテイメント性に充ちへらへらとすすむのに、一回限りの生命をどう生きるか、という問題をつきつけられる。刺激的な本だった。
- 作者: 町田康
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2004/03/18
- メディア: 単行本
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