巻頭の「アイドル頌歌」の部分はアイドルについてのコラム。
極端でおちょくっているようにみせかけながらの、鋭い観察眼。
荒唐無稽を装っているのでものすごくいたくアイドルのことをついていてもご愛敬として受け取れるようになっている。
ほか「週刊実話」に連載している「毎日が安全日」はマンガとコラムがいっしょになったなかなかおもしろい作品。
「Studio voice」に載せたものなどは、雑誌の性格上ちょっと力がはいりすぎているかなと思われたけれどWeb黎明期にwebマガジンで掲載していたアメリカの女の子とのメールのやりとりを書いた「ジェナとの日々」は、リアルでおもしろかったなぁ。。
いろいろなところに発表された文章を幕の内的に楽しめる本だった。
- 作者: 辛酸なめ子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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