超弩級

ナンシーさんが亡くなられてから次々未出版のものが出版されていく。私は伝説のバンドの秘蔵テープを待っているファンのように、そのことをせめてもの楽しみにしている。亡くなられてから1年半後の出版ということで、リアルタイムさはあまりないかもしれないが、明晰で鋭いけれど、決して読んでいてしんどくならなかったナンシーさんの秘密はこの上品さ(といってももどかしい人とかではない)にあったのだな、と痛感できる本。対談内容もなかなかおもしろい。

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