くっすん大黒

町田さんの語り口ってお若いのに時代がかったりしていてでもそれがしつこくなくて、ものすごく心地よい!ふっとこの「くっすん大黒」を読みながら、落語っぽい世界だからかな?と思ったりした。 登場人物の、ふらふらしているけれどどっかまじめで好感がもてたりするところ、でもやっぱりいい加減な魅力もあるところ、日常的なのに人をひきつける展開、すとんと落ちておわる感じ。なんかほんと落語みたい!(100%よい意味で。) 読んでいる間すごく落ち着くし、もっと他のも読んでみようと思っている。

くっすん大黒 (文春文庫)

くっすん大黒 (文春文庫)