いろは

京都一乗寺の本屋さん「恵文社」で確か古本イベントの時に買った小冊子。

創刊号には、昭和の時代の着物テイストあふれる装丁家森田たまさんについてや、益子についての特集以外に柚木沙弥郎さんという方のあったかくてすてきなデザインの型染め作品について触れられている。写真のすてきさにつられてふらふらと購入したのだけど、柚木さんは、「手仕事の日本」という柳宗悦さんの著書(岩波文庫)につけられたとってもすてきなイラスト(小間絵)の作者芹沢けい(字が出ないのですが、金偏に圭です。)助さんのお弟子さんでもあった、など「民藝」に惹かれるものにはありがたい情報がきれいにまとまって紹介されている。

2016年9月追記
この小冊子の作り手である「海月書林」さん、ひるのつきというサイトに移転されている模様。
「いろは」については創刊号は編集部でも品切れだけど、他はトマソン社というところで、取扱いしているよう。

☆この記事を「つながる読書空間」に載せたところ、「2号の方が個人的に好きでした」というコメントをせいこさんという方がつけてくださり、2号を買ってみる。森茉莉さんも好きなので、森茉莉さんの好きな室生犀星という表現にもひかれた。 松本の民藝のはなしもおもしろいし、ビジュアル的にもきれい。

せいこさんが、いろはの2号に載っていたということで、紹介して下さったのが「蜜のあはれ」。

金魚として出てくる犀星の理想の女のひと。甘え方や拗ね方がかわいらしいらしい。

気になる小冊子ということでは文兎さんという方が、森まゆみさんの「谷根千」を紹介して下さる。
http://www.yanesen.net/

さらには白熊さんが海月書林つながりで「海月書林の古書案内」という本

海月書林の古本案内

海月書林の古本案内

恵文社で購入つながりで「来鳥手帖」をご紹介くださる。

http://www.mitsubachi-tote.com/news/post_2.php