この映画の若々しくてちょっとまだほっぺたもふっくらとしていてかわいらしいピーターの姿や、あら筋はこちらのページに。60年代のざわざわしてパワフルな新宿の風景もでてくるし、淀川長治さんはじめ当時の有名人も登場。(といっても、名前しか知らない方も多く、お顔と名前が一致しなかったのですが。。)ちょっと横尾忠則や唐十郎、紀伊国屋の社長がでてくる大島渚監督の「新宿泥棒日記」*1とも流れる空気が似ている。前衛的でもがいている感じも共通で、その時代そのものを鑑賞できた。
あの時代の前衛の人たち、今でも映画に出てこられますが、やっぱり異彩をはなっていてすごいアクセントになっている。このあいだ「夜を賭けて」という梁石日原作のおはなしの映画をみたのだけど、もう乱闘にあけくれる熱さに圧倒され、私はもう「君らにまかせた。。」って感じで、距離をおいてみてしまったものの、ちょっとだけ出て来る唐十郎のシーンはすごく印象に残っている。(多分この作品は原作の方がおもしろいのではないかな。。未読だけど。。)
あと、最近みた中では園子温の監督の映画「部屋」での麿赤兒さん。*2
話がそれたけれど、「薔薇の葬列」で一番印象に残っているシーンは、素顔のピーターがお化粧してきれいになるシーン。ほんと別人のよう。
それで思い出したのが「チェルシーのおしゃれ入門 プチレディー手帖」という本。70年代に少女期を送ったものには近しすぎて、手に取るのをためらうような装丁だけど、今週頭の朝日新聞の書評にのっていておもしろそうだな、と思っていた。今日時々のぞいているサイトをまたふらっとみたら、なんとそのサイトのオーナーが出しておられる本だということが判明。なんだそうだったのか!という感じ。本のことも載っていたのでしょうが、いつも自分の気になる映画を検索していたらこちらがヒットすることが多くて、本のお知らせまでみていなかった。なんだかこういうのって楽しい。わたしが時々のぞいているサイトはこちら。タイトルがなんだか若々しいけれど、読んでいて楽しいサイト。
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