わらび餅


わらびもちというと、あのぷるぷるっとした透明の和菓子、そしてその上にきなこなどがかかっているものを思い浮かべるのですが、中にあんこの入ったタイプもあるということを、京都の山科の喜仙堂というところのわらび餅をちょうだいして、はじめて知った。

写真に写っているのは、京都のお茶の老舗、一保堂の奥の喫茶嘉木に2002年の夏おとずれた折、だされた月餅屋さんというところのわらび餅。こちらもあんこいりのパターン。月餅屋さんは三条木屋町をあがったところにあるけれど、わらび餅は人気商品らしい。

友人で、わらび餅仕立ての生地でできた夏限定の八つ橋のお菓子、「夏おたべ」のファンがいるのだけど、調べたら好きな方の多い商品のよう。

あんこ入りでないオーソドックスなわらび餅では、紫野の茶洛のは本当にとろけるようにおいしいな、と思ったけれど、このあいだ天神さんの時に寄ったらまだ11時台なのに売り切れていてびっくり。

東山の高台寺近くのお店、洛匠も、お庭のカモをみながら、ほほえましくも楽しく草わらび餅をおいしくいただけて ふらっと立ち寄りたくなるスポット。
http://www.rakusyou.co.jp/index.htm

*2004年夏、京都のタカシマヤの地下に火曜日に「茶洛」のわらび餅が並ぶようになった。でも限定10箱なので、いつも売り切れている。

*2004年夏、豆餅で有名な出町のふたばのウィンドウをながめていたら、ふたばのわらび餅もあんこのはいった丸いタイプのものだった。

*2007年11月追記
生粋の京都人でほんとにおいしいものをたくさんご存知の友人によると、鞍馬口の幸楽屋さんというお店のわらび餅も大変おいしいらしい。