ぬるーい地獄の歩き方

なんかタイトルといい、すごい感じの表紙といい、とっつきにくい方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでみればいろいろな人の人生でのちょっとキツかった体験を、「ぬるい地獄」としてきいていくおもしろい本だった。(子役システム、昆布漁、付き人etc)ぬるい、つまり中途半端な余裕のある地獄、というところが、ごく身近なはなしという感じでたのしめる。劇団「大人計画」俳優、宮崎吐夢さんの解説がまたふるっていて、この人の本も読みたくなった。

ぬるーい地獄の歩き方 (文春文庫)

ぬるーい地獄の歩き方 (文春文庫)