三文役者

殿山泰司さんを竹中直人さんが演じているのだけど、”デニムスピリット”な殿山さんってすてきだ!(いつもデニムをはいておられて、養女の結婚式には映画の衣装で参加。。堅苦しい格好が大嫌いな私は、うれしくなる。)ジャズとお酒とミステリー小説そして女性。。それらが普段の殿山さんを構成しているもので、わたしが今まで映画やテレビで見てきた殿山さんの「とぼけたおじさん」って風情とはちょっと違うみたいだった。。もちろん素も飄々とし人間的な魅力に満ちているけれど、よくやってらっしゃった役柄とはちょっと違う魅力があるんだなぁ。

この映画をみたあとの感じはちょっと織田作之助の「夫婦善哉」を読んだときに似ていて古い日本にあったあたたかみのあるかっこよさやすがすがしさを強く意識した。はじめ京都の場面で昔のはなしのはずなのに今の京都がでてきてちょっとびっくりしたのですが、ネットでそれは時間を越えて描いているんだというような趣旨の文章を読んでなるほどそうかと思う。

↑の書き込みをしたあと、たんぽぽさんもごらんになって

「三文役者」みましたよ!
冒頭のフランソア、雰囲気のあるお店ですね。
何年くらいの設定なんでしょうね。
今もあのまま残っているとしたら、素敵ですね。
竹中さんの声が殿山さんそのままでしたし、
昔の映像も交えて
殿山さんの名バイブレイヤーぶりが懐かしかったです。
向上心という言葉がこころに残りました。
荻野目さんも体はっていましたね。

それへの私のレス

「三文役者」のフランソアは、今でもあのままですよ〜!
とてもすてきな喫茶店です!「向上心」たしかに
いい言葉ですね。。流木を拾っている監督をみると
なんともいえない気分になる。。とかいうところもすきです。。
仕事がないときでも
デモンストレーションで「仕事にいってくるぞー」とか
いっているところもなんか とっても魅力的ですきでした。

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