課外授業 ようこそ先輩 荒木経惟さんの回

NHKの「課外授業 ようこそ先輩」という、各界で活躍している人が出身小学校に行って自分の専門分野のことを教える番組、かねがね私は大好きだったのだけど、昨日の天才アラーキーこと写真家の荒木経惟さんの回はいつにもましてよかった。
昨日のテーマは「イイ顔を撮ろう!」ということだったのですが、荒木さんがひとつの例として持ってこられた街の花屋のおばあさん、笠智衆さん、そして臨終の時の荒木さんのお母さんという三枚の写真は、本当にこどもたちも「なんかその写真からその人がでてきそうだ。。」というような感想が出る程、存在感がありすばらしいものだった。対象への愛情が伝わってきてテレビの前で私は感動してしまった。
写真には疎い自分なのに、ずっと前土門拳の展覧会に行ったときも、昭和の文壇の人の写真をみて、驚くほど何かが胸にせまってきたことがある。いい顔の写真の持つパワーって本当にすごい!荒木さんが自然な感じでこどもとじゃれているところもとっても魅力的だった!
「イイ顔」といえば。。沼田早苗さんという方が撮影された加藤嘉さんがモデルのすばらしい絵本「ぼくのおじいちゃんのかお」(福音館)もすてきな本。天野祐吉さんの文もステキ!

ぼくのおじいちゃんのかお (幼児絵本シリーズ)

ぼくのおじいちゃんのかお (幼児絵本シリーズ)

windshipさんのコメント

「ようこそ先輩」、アラーキーの回見ましたよ。
どの回も、ハズレなしですが、今回もかなりよかったですね。
アラーキー自身の顔も、年を重ねるごとにチャーミングになって
なんか、見とれてしまいました。

カメラで、風景を撮ることと、人をとる事は、どこか大きく違う気がして
人を撮るのは苦手意識が強かったのですが
(背中とったり、遠くから撮ったりして。。)
人物を撮ることの、面白さ、魅力をぽんさんおっしゃるように
自然体で教えてもらったような気がします。
いい顔って、ほんとうに、いいですものね。

で、アラーキがNHKにでて、子供達におはなしをするなんて、
感慨深いものがあります。。。

私のコメント

たしかにたしかにとってもチャーミングだったなぁ。。
アラーキー。。

わたしはあの番組に影響されてやっと
竹中直人アラーキーに影響されて作った「東京日和」を
みはじめました!人の顔をとるってことに関するネタも
ちょっとあっておもしろいよ〜。風景もすてきだし。。
ただ 奥さんの感じはかなり変えてある気がするなぁ。。
お二人の本とか読んだ感じでの推測だけど。。

>で、アラーキがNHKにでて、子供達におはなしをするなんて、
>感慨深いものがあります。。。
アラーキーもだし、NHKの番組作りも
ちょっとずつ変化しているような。。

京都新聞に載っていた「京都みちくさの景色」って連載が本になったもの読んでるけど、それの写真担当者、「ほんやら洞」の甲斐扶佐義さんも京都の町の中の「いい顔」たくさん撮っておられるねー。前にwindshipさんとはなしてた寺町の川越芋の人とかものってるわ。。
あと猫の写真がいつもおもしろいよねー。

京都みちくさの景色 (本紙連載)

京都みちくさの景色 (本紙連載)

京都猫町さがし (中公文庫―てのひら絵本)

京都猫町さがし (中公文庫―てのひら絵本)

ふぃりっぽさんのコメント

しかしほんまに、あのアラーキがNHKに出て子供達相手に
話すなんて、一昔まえなら思いもつかないよね

いい顔ね〜、やっぱり愛ですかね〜

甲斐さんの写真もいいよね
またほんやら洞 のぞきに行ってこよっと。。。

しまにゃんさんのコメント

アラーキーさんって初め見たとき、「絶対好きになれない人々」の仲間に分類しちゃったのに じょじょに、じわじわと好きになっていく・・・どうしたのでしょう。
彼が丸くなってきたのか?それとも私が年とったのか?
きっと彼が「猫好き」だからなのでしょうね・・・・

どどさんのコメント

「ようこそ先輩」見ましたよ〜
ええ〜こんな先輩が来てくれるのお〜って、いつもうらやましく見てます。
こどもたちの表情もすごくいいよね。
始めのとまどいから、夢中になっていく様子、そして「やったぜ!」ってね。
テレビの企画といえ、あの時間を経験したこどもたちって、幸せだよね。
こどもたちと一流どころの先輩との「真剣勝負」は、スゴイ!!
ウルウルしてしまう時がある。。。
アラーキーもいい顔してましたね。

ぽんさん、「ぼくのおじいちゃんのかお」いいよね。私も好き。
顔の写真の本で、
「みんなのかお」 さとうあきら写真・とだきょうこ文 福音館
動物の顔写真なんだけど、同じタヌキでも 情けない顔、賢そうな顔、
性悪な顔・・・いろんな表情があって、すごくおもしろいよ。

みんなのかお (福音館の単行本)

みんなのかお (福音館の単行本)