α

くらもちさんの漫画ははじめてだったけれど、大人っぽい、批評眼のある人たちに人気があるのがよくわかった。4人の俳優を劇中劇まじえて描いているのだけど、いろいろな分野にわたる劇中劇がものすごく雰囲気があり心に残るものだし、キャスティングが4人の俳優の個性にもあっていてそれだけでも楽しめるものになっている上にバックステージの4人の描き方がまたうまく描き分けられそれぞれに魅力的ですごく贅沢で描き込まれたいい作品だなぁと思った。時の流れとともに主人公たちの成長、変化があるのもとっても心地よく、読んでいる間中、そして読んだ後もいい気分が続いた。

α (上) (ヤングユーコミックスワイド版)

α (上) (ヤングユーコミックスワイド版)

爆笑問題とウルトラ7

爆笑問題がリスペクトしている7人の人との対談。
あとで太田氏が対談についての反省を書いているのがまたまっすぐな感じでとてもいい。
今まで自分の範疇でなかったなぎら健壱氏、山田洋次氏、立川談志氏については、そうかこういう持ち味、主張をしている人たちなんだ、と再認識できたし普段から自分が好きな小林信彦氏や淀川長治氏との年齢を超えた交流はとてもうれしかった。
アーヴィングは小説を二冊よんだことがあるのだけどこういう人でこういう風に小説作るんだ〜とこちらもリスペクトの気持ちが増した。

爆笑問題とウルトラ7 (新潮文庫)

爆笑問題とウルトラ7 (新潮文庫)