今日の猫村さん 9

お料理する猫ってそりゃフィクションなんだけど、ねこの無心さがなんともかわいいし切ない・・ アメリカンな夢現実ブックの引用おもしろい。ほしさんのこういうスパイスが好き。きょうの猫村さん9作者: ほしよりこ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 20…

せかいいちのねこ

すごく楽しめた。本当に美しい絵、繊細なおはなし、それを彩るユーモア。出てくる猫たちそれぞれ、モデルがあるところがまたすてきで。この本の装丁もされているブックデザイナーの名久井直子さんの猫、小春ちゃんがかわいくてかわいくて・・大食漢の性格も…

うちの猫がまた変なことしてる。2

絵がものすごくかわいくて現実に同じことをしているうちの猫の姿までもがそのかわいいフィルターでみたら何倍増しか素敵にみえる不思議・・(笑) こちらで少し試し読みできる。うちの猫がまた変なことしてる。2 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)作…

マンガでわかる猫の気持ち

ねこまきさんによる猫のあるある漫画の横に哺乳動物学者今泉忠明氏監修の富田園子さんというライターさんの文章が載せられている構成になっている本。 まずはねこまきさんの漫画に心がなごみ、そして猫好きさんでも意外と初耳な事項も載っていてためになる。…

てんまると家族絵日記 1,2

展覧会や挿絵で石黒亜矢子さんの絵が好きになって、いろいろ調べていたら伊藤潤二さんの奥様だと知り、つまり伊藤さんの描かれた家族でも一番人気の猫マンガ「よん&むー」*1に出てくる奥さんは石黒さんだったのね!と知った時の喜び! こちらの本は「よん&…

ボリス絵日記

ヒグチユウコさんの絵に出会ったきっかけはヒグチさんのinstagramが載せてあったtwitterだったかな・・耽美的な毒を含んだ細密画風の作品と飼い猫ボリスや名久井直子さんの猫、小春、息子さんのぬいぐるみの猫、ニャンコをモデルにさらっと描いてあるコミカ…

八方にらみ猫

レティシア書房の古本市にて。マヨルカ古書店さんの出品。 レティシアさんだから猫もの多めに出しましたとおっしゃってた。 レティシアさん猫系?古本市は20日まで。たくましくてけなげな猫の話。三重の猫まみれ展*1で養蚕の盛んなところで鼠除けの「新田…

猫とふたりの鎌倉手帖 

誰かと暮らすとは違いを踏まえてできるだけ快適になるよう折り合うこと・・鎌倉の空気と若夫婦の工夫で読んでいて自分の中に良い空気が流れる。 ネコが、焼き魚の方に刺身より猫が寄ってくる話頷く。魚っぽいにおいに反応してるのか!猫とふたりの鎌倉手帖 2…

ねことじいちゃん 2

ねこまきさんのコミックの中で一番好き。おじいさんのペースがゆっくりで、でもちゃんと自立していて。お料理上手とかいうところもいい。48ページまでカラーになっているけれど、電子書籍は全部カラーらしい。それまたいいな。ねことじいちゃん (2) (メデ…

ほんとねこ

本屋さんで仕事をしてられるスズシロさんが、ブログに載せておられたものがまとまったもの。本に関すること、たとえばある著者を絶賛してしまって先輩がたくさん発注をかけられ、焦ってPOPを作るなどのお話がおもしろい。「重版出来!」*1とも重なるような。…

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!

おもしろい!猫がかわいいかわいいって話でなくて主に猫に迷惑をかけられた話、猫に当惑させられた話。。もちろん基本には愛情があるけれど。育児マンガでも、ほんわか路線のものと、リアルに子供に困らされた話を描いて笑いをとる方向のものとあるけれど、…

招き猫亭コレクション 猫まみれ展 ―アートになった猫たち 浮世絵から現代美術まで―

三重県立美術館 300点を超えるネコの絵や造形物。なかなかおもしろかった。 メモ 川上澄生の作品のモダンさ お殿様の描いた新田猫 1908年作の大判錦絵「志んいたねこづくし」→友沢ミミヨさんや吉田戦車さんの絵のような雰囲気 「猫の銭湯」の木村荘八 ど…

うちの猫がまた変なことしてる。

もうこの絵が!(著者のページ参照) なんともやさしげで、猫の良いところを増幅して描いてあるもので、そのすべてがえらくかわいくみえてしょうがないし、この視点で我が家の猫をみるとかわいさが増したり・・ うちの猫がまた変なことしてる。 (コミックエ…

おかゆネコ 1,2,3

吉田戦車さんにしたらおしゃれな表紙。吉田さんの描く猫の線が本当によくて。現実的で世話好きのおかんみたいな雄猫ツブがほんとかわいらしくて。猫がしゃべるっていう、猫を飼ってたら一度は体験してみたい設定ながら、それを「しゃべり病」というネガティ…

牡蠣工場

第七藝術劇場にて鑑賞。 オフィシャルサイトまずは、牡蠣工場のある牛窓の港にわけもわからないまま連れてこられたような気分になる。だんだんに慣れてきて、人間関係や仕事の内容などがわかってきたところで、中国からの住み込みの人たちが登場。さあこれか…

おかしの家

昨年の秋TBSで放映していたドラマ。番組HP みている間、登場人物とともに生きている感じがして、また、見終わってからも登場人物たちを思い出すすばらしい風合い。忌野清志郎の「空がまた暗くなる」という曲が最後にかかるのがとても心に響くのだけど、この…

くるねこ 6

大好きな「みわのもんさん」(美輪明宏さま風の威厳のある御老体の猫ちゃん)の子猫の時の話、(4章「にゃさんの窓」)がすばらしい。遠い時と場所の記憶、猫のこと超えて感じ入る人多いのでは・・くるねこ 6作者: くるねこ大和出版社/メーカー: エンターブ…

なのな フォト ゴロー 4

シンプルで幼くもみえる森下裕美さんの絵は擬態だといつも感じる。どの作品人間のネガティブなところもちゃんと描きこまれ、どうしようもないことはどうしようもないものとして、でも出口を描く・・だからこそ、息長く評価され仕事を続けてこられているのだ…

演劇1・2

ドキュメンタリーを観る側が堪能できるかどうかって作り手がいかにおもしろい素材を揃えてきてどうつなぐかというセンスにかかっていると思う。1年半の撮影期間、300時間を超す映像素材からこの映画が作られたようだけど、素材の取捨選択の仕方、みせかた…

まんが親 4

娘さん5歳 だんだん大きくなってきている。人間と人間のやりとりがはじまっている感じ。(娘さんの友達男子に吉田さんが気を遣われたり・・) 娘のいう不思議な言葉、わたしも経験があるし、温泉なんかでもよそのお子さんのいってる言葉が面白かったりする…

ふたりのねこ

クリスマスに読むのにふさわしい素敵な絵本。 孤独なふたつのたましいをつなぐ手。耽美的でありながらやさしく伝わる絵。何度も読み返した。試し読みサイトふたりのねこ作者: ヒグチユウコ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2014/12/01メディア: 大型本この商…

きょうの猫村さん 8

しあわせなとき・・猫村さんの新刊が目の前にあって読み始める時間。 ミスったりして窮地に陥った猫村さんが焦ってからだをなめはじめるしぐさがリアルとファンタジーの懸け橋になっていてとても好き。きょうの猫村さん 8作者: ほしよりこ出版社/メーカー: …

美の壺 猫づくし

河村目呂二という人のふざけたような写真に驚く。こちら。小津安二郎の無声映画のような空気。番組のページはこちら。かかってた曲紹介まで載っているんだ・・

ねことじいちゃん

「まめねこ」*1のねこまきさんの描く海のみえる階段の多い町に住むおじいさんと猫の物語。私の頭の中のイメージでは尾道、そして下津井。小津安二郎の「東京物語」のその後のような感じ。「まめねこ」の方では心優しき存在というだけだったおじいさんの暮ら…

相続人

なんか人間関係が複雑に入り組んだビデオジャケットの解説をみて、理解できるのだろうか?と思ったが、アルトマン監督、整理がうまい。ケネス・ブラナー演じる弁護士の調子に乗っている感じがおもしろくて、そこから起こる事件にどんどん惹きつけられた。 「…

ロング・グッドバイ

82年に出た和田誠さんの対談集「映画に乾杯」で、和田さんが羽仁未央さんとこの映画について話をしておられ、和田さんにとってのフィリップ・マーロウはハンフリー・ボガードだとおっしゃって、羽仁未央さんはこの映画で演じたエリオット・グールドが飄々と…

ねこの秘密

「わたしのノラネコ研究」*1の山根さんの新書。学際的なアプローチによるねこの話。読んでいてとても楽しい。 開催された北九州いのちのたび博物館でのまるごと猫展も、博物館的なアプローチのみならず、文化面からやまちの活動(長崎の町ねこ調査隊塾など)…

くるねこ 5

やっぱり年長の美輪のもんさんがいい。その次好きなのは、江戸の火消し職人のようなカラスぼん。くるねこ 5作者: くるねこ大和出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/02/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 12回この商品を含む…

わたしのノラネコ研究

著者は九大理学研究科の生態学研究室というところで、福岡県新宮町相島というところのノラネコの調査をしたひと。一応児童書の分類で、こどもたちがノラネコの研究をしようとしたときにどうすればよいかノウハウが書かれている。大人が読んでも十分楽しいし…

なのな フォト ゴロー 3

都会で自力でなんとかかんとか生きていく人々の姿。 おごってあげたい人ができたとき、よい鍋を買っておいしいおでんを作ってみる素敵さ。 この巻から出てくる花屋のジュイチ君は、「ともちゃんはすごいブス」*1に出てきた男の子に似ているなあ。(それだけ…