ドキュメンタリー

神宮希林

映画『神宮希林 わたしの神様』公式サイト この中での、お伊勢さんにまつわるありがたい装束をお店の方にプレゼントされかけて何度も固辞する希林さんの話を以前きいたことがあり、ほぼそれの確認の意味でみはじめたのだけど、この断る感覚わからないでもな…

フランク・キャプラ 第二次世界大戦 1,2

フランク・キャプラが戦時中在籍していたアメリカ陸軍情報部に依頼され、製作したドキュメンタリーシリーズ。だから当たり前だが日本側の事情、葛藤などは割愛、とにかく起こったことを、みている人がこの連中とは戦わなければならないという気持ちを起こさ…

柳川掘割物語

北原白秋や旅の特集にあるような柳川の美しさを謳った作品かと思いきや、柳川の美しさも伝えつつ、もっともっと見るものの生き方に迫る骨太な物語であった。柳川の掘割が一時汚れてしまっている話はきいたことがある。そして、それをコンクリートで埋め下水…

裁判長のお弁当

日本映画専門チャンネルで放映された東海テレビのドキュメンタリー傑作選にて。2007年の作品。平成ジレンマというタイトルの東海テレビのドキュメンタリーについてアナウンスしているブログから ナレーション:宮本信子 プロデューサー:阿武野勝彦 ディ…

選挙2

「選挙」*1で、自民党の落下傘候補になって右も左もわからないまま、自民党のマニュアル通りの戦い方をして当選した山内さんのその後を描いたもの。この「選挙2」は、3.11の直後、原発を推進してきた自民党が許せなくなり、無所属で、しかも街頭演説は選挙…

ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生

是枝監督のカンヌの受賞後の騒ぎなどを思わせるようなところもあり、大好きな映画「ケス」*1製作秘話も。 ケン・ローチと初期の仲間はミロス・フォアマンの映画の、人物の自然な表情を撮るところにとても惹かれたという。(「ブロンドの恋」の場面が出てきて…

光と影 〜光市母子殺害事件 弁護団の300日〜

日本映画専門チャンネルでの東海テレビのドキュメンタリー特集で視聴。(こちら) この番組をみて弁護団への印象変わったなあ・・ 橋下弁護士が言いだしていた弁護団への懲戒請求のはなし、こういうことだったのか・・と最近も思う事ありで・・

華 いのち 中川幸夫

公式ページ 中川さんの作品は、早坂暁氏の「華日記 昭和生け花戦国史」*1を読んで以来気になっていた。 この映画では大野一雄氏の登場場面の神々しさにうたれる。 お二人の作品は生命の核みたいなものを表現している共通点があると感じた。瀧口修造氏に捧げ…

ダライ・ラマ

映画comに解説が載っているが、中国側から描いたダライ・ラマ。中国共産党の考え方ならそういうことになるなあと思いながら、はじめて知る事実も多々。ダライ・ラマ【字幕版】 [VHS]作者: 洋画出版社/メーカー: アップリンク発売日: 1998/10/23メディア: VHS…

水俣 −患者さんとその世界−(1971年)

ビデオジャケットより 水俣病をひき起こした公害企業チッソに対して立ち上がった、水俣病被害者たちのはじめての記録映画。一九七〇年代、公害問題の拡がりとともに全国で上映され、水俣病の裁判や運動への関心を集める大きな力となった。 一緒に貸してもら…

ピケをこえなかった男たち リバプール港湾労働者の闘い

ケン・ローチ監督。 ここに詳しい説明が。本当の意味での労働運動。資本家のやり方にNOをいうために、自分の生活まで脅かされそれでもすすむことができるかという問題。。同監督の「リフ・ラフ」*1にもそういう問題がでてきてたなあ。ピケをこえなかった男た…

水俣の図・物語

土本典昭監督 1981年作品。「原爆の図」の丸木位里・丸木俊夫婦が描く「水俣の図」。石牟礼道子さんの詩の朗読。となると、なにか背筋を伸ばしてあらたまって見なければいけないようなプレッシャーを勝手に感じ身構えて鑑賞しはじめたけれど、ごくごく静かに…

ともだち

1961年 時枝俊江監督。 東京のある幼稚園のこどもたちを入園の日からずっとカメラで追いまとめたもの。想田監督の観察映画のような、一応注釈なしでみせて判断をこちらに投げるような形式に慣れていると、起きている事件に対する解説に決めつけを感じる瞬間…

息の跡

出町座にて。公式サイト ドキュメンタリーの主人公は陸前高田のたね屋さん佐藤さん。津波の体験を独学の英語で冊子にまとめ、さらに中国語やスペイン語などでもまとめようとしておられる。舞台は陸前高田で、佐藤さんは被災体験があったからこそそれを乗り越…

百年の夢

映画COM スロヴァキアの老人ばかりの村で静止画と動画を組み合わせて、そこに生きる人を撮ったもの。人形細工なども組み合わせたり、また鶏や家畜がおもしろい角度で組み合わされていたりしているところは、シュヴァンクマイエルと、全体の雰囲気は「リトア…

ある機関助士

ドキュメンタリーマガジンneoneo07号土本監督特集の森田典子さんという方の記事によると、国鉄が前年の常磐線三河島事故をうけて、安全対策をテーマにした映画のコンペが行われ、岩波映画から土本監督が参加したのがこの映画だという。それまで実験的な映像…

ヤクザと憲法

公式サイト よいタイトルだ。身に沁みる公権力のこわさ。 公式サイトのトップを飾るなかなか味のある顔の人たち。なんかヤバそうな商売をしてごまかしごまかし語る男性の味。部屋住みの若いものをかわいがる、帽子をかぶった苦労人風の男性、選挙権がないこ…

戦ふ兵隊、ルーペ

「戦ふ兵隊」の方はビデオパッケージによると、中国大陸での兵士たちを撮って、1939年に完成したが、軍の検閲で反戦的な哀感が強すぎるという理由で公開中止となったという。また、演出を手掛けた亀井文夫も41年治安維持法により逮捕・投獄され、その理…

海盗り 下北半島・浜関根

原子力船むつの母港となろうとしていた下北半島・浜関根を映したもの。 映画を作った青林舎から出ている「海盗り」という1984年当時の売価500円のブックレットも一緒に貸し出してもらう。 映画の方でアウトラインのみつかんだ漁業権の問題などがブックレット…

日本の悲劇

ビデオジャケットより この作品は終戦の翌年制作されたが、公開後一週間で上映禁止、そのフィルムを占領軍に没収された。編集に当たった亀井文夫は戦時中から反戦色を漂わせる映画作家として日本軍部の批難の的であった。この作品で亀井は、支那事変から太平…

甦る蒸気機関車

岩波鉄道名作集の紹介ページより 最盛期には1115両もの車両が日本国中を駆け巡ったD51。惜しまれつつも、昭和50年頃を境に国鉄(現JR路線)からその姿を消していった、その幻の勇士が復活した歴史的な一日を記録した貴重な記録です。 1991年製作。高林陽一総…

ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男

オフィシャルサイト アルトマンの生涯を追うにはわかりやすいし、関係者のインタビューも楽しいものだと思う。ただ、タイトルから自分は以前ブログで拝見して心にとめていた、アルトマンの内面の分析みたいなものも描かれるかと期待していたもので、直接的に…

アントニー・ガウディ、BABEL

勅使河原宏監督の「アントニー・ガウディ―」。武満徹の音楽が美しく、ビデオジャケットに記されているようにまさに映像詩的作品。宮口精二氏のナレーション(ごく最小限)。時代の潤沢さも感じる。サクラダ・ファミリア以外にもグエル氏のための仕事*1など紹…

満鉄記録映画集 第8巻

ちょうど満映のドキュメンタリー番組*1をみた直後、ふや町映画タウンに満鉄記録映画集があることを知る。(こちら)第8集に収録されていたのは「娘々廟會」(1940)と「満洲大豆」(1938)。監修は財団法人満鐵会。 戦中からの「日本ニュース」をまとめたDVD「…

FAKE

日本映画専門チャンネルで今月は森達也監督が佐村河内守氏を撮った「FAKE」のディレクターズカット版が放映されている。(こちら) 去年劇場公開されていた時「衝撃の12分」とか「最後は誰にも話さないでください」などといろいろ聞いていたけれど、そうい…

ニュールンベルグ裁判、スペシャリスト

このあいだからの第二次世界大戦もの探求の流れで、戦争裁判ものを二つみてみた。 「ニュールンベルグ裁判」の方は劇映画、「スペシャリスト」の方はアイヒマンの裁判のドキュメンタリー。「ニュールンベルグ〜」の方がもちろん見やすく構成されているが、「…

人生フルーツ

津端修一さんのことは以前NHKでみて*1、工夫してできるだけ自給自足生活をされているところ、それが歯を食いしばっている感じでなくて、なんだかしゃれて飄々とした雰囲気で生活のデザインをされているのがとても心に触れた。 その津端さんご夫婦のドキュメ…

俳優 笠智衆 わたしと松竹大船撮影所

松竹の大船撮影所を建て替え工事するときに、笠さんがまだお若い時代に蒲田から大船に移動した撮影所の思い出、お仕事のことを語られるドキュメンタリー。笠さんの自伝*1を映像で確認できるような側面もある。古きよき建物が取り壊される、そのこと笠さんの…

ニッポンの嘘 報道写真家福島菊次郎 90歳

オフィシャルサイト国会前のデモを撮ったりされていた福島菊次郎さんのことを少しは知っていて、CSで放映された時このドキュメンタリー映画を録画していたのだけど、おいたままになっていた。先日NHKの「NEXT未来のために」という番組での「闘う写真の裏…

にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活

横須賀の米国人相手のバーおんぼろのママへのインタビュー まとめ方としてママの生きてきた時代のニュース報道映像をまぜてママのコメントも載せていっている。 差別の問題、そして、たとえばご成婚ニュースなどでもあっけらかんとママのおしゃべりが語られ…