2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
一巻目が出たときは、なんと厳しい・・と、東村さんのものなら夢のある「海月姫」を優先して読んでいたのだけど、なんだか今この厳しさがうれしくて、「お、タラレバが出た!」とまず読みたくなる雰囲気。 はじめはまずイケてるつもりの主人公たちの都会ライ…
今知っている東京の姿と時代劇などでみる江戸の姿をつなぐものがここには描かれている。明治の時代の政府がどういう風にできていって、人々の生活はどうだったか、どんな出来事があったかということを風景、建物を中心に、当時の姿を趣きのある絵とともに紹…
セリフのないアニメーション。CHAGE & ASKA のコンサートで1995年から流されたとのことだけど、年代も一致することだし、カルト集団のシーンはどうみてもオウム真理教の事件のことを思い浮かべるなあ。当時みた人もそうだったと思う。 wikipediaをみている…
オムニバス作品。ビデオパッケージに書いてある順番と違っているのだけど*1三話目の錦之助さんの分がもうとても良くて!今までいなせなキビキビした役、あるいは後年のエネルギッシュな役しかみたことなかったが、これは何とも力のないかわいらしい若きやく…
予告編 そして1988年、ミッドナイトアートシアターという番組で黒井千次さんという方が解説された映像がYou Tubeに出ている。しがらみといわれるようないろんなものとの縁(含む愛情)をそぎ落としていったら何が残るか・・というような話にみえたけれど、な…
美空ひばりと田端義夫の歌謡映画だけど、京都が舞台の部分も長く、京都の風景が出てくるよと教えてもらってみてみる。ストーリーはいわゆる母もの、っていうものだと思う。類型的な人物像。。継母の継子いじめとか、自分の小学生の昭和40年くらいもこの手…
ケン・ラッセル版「ファウスト」。 舞台美術も設定もケン・ラッセルらしくて本当におもしろいし、俳優陣の表現も達者で言葉がわからないのにおおむねついていけた。(ファウストの概要読みながら)テレビ番組だったようだが、テレビ版の間口の広さを利用した…
2話まで視聴。評判どおり確かに同種の番組「山田孝之の北区赤羽」の方がみてて爽快感あったかな・・松岡茉優好きなんやけどな・・ただ3回目からおもしろくなるという話もきいているのでちょっと待ってみようかな・・ オープニングとエンディングの音楽は好…
本屋大賞受賞のこの作品、なにがビックリしたって、作者が大学時代の知人だったことだ。はじめは作家になったことも知らなかったので驚きでしかなかったのだけど、やりとりがあった20代の時のことを思い出し、彼女の片鱗を探す読書をしてみたら、なるほど…
三重県立美術館 300点を超えるネコの絵や造形物。なかなかおもしろかった。 メモ 川上澄生の作品のモダンさ お殿様の描いた新田猫 1908年作の大判錦絵「志んいたねこづくし」→友沢ミミヨさんや吉田戦車さんの絵のような雰囲気 「猫の銭湯」の木村荘八 ど…
まずはこちら のHPにも載っている、お正月国立劇場の「通し狂言 小春穏沖津白浪―小狐礼三―」。伏見稲荷のようなたくさんの鳥居のシーンなどみていてとてもあでやかで楽しそう。どういう話なのか調べてみたらきちっと書いてくださっている方がいらっしゃるの…
一番好きだったのは「お迎えなのかなともお」。扉にもこの回に出てきたキャラクター、死神が使われている。緊張と弛緩、いい意味で裏切られることの気持ちよさ。団地ともお (27) (ビッグコミックス)作者: 小田扉出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/03/30メ…
1970年沢島忠監督の新選組。 三國連太郎の芹沢鴨が出色。 大河ドラマの「新選組!」で、栗塚旭さんが土方歳三のお兄さん役をしたり、沖田役で有名だった 島田順司さんが沖田の療養先の植木屋さんの役をして、刀を渡すシーンが、バトンのようで感動したり・・…
先日息子の引っ越し手伝いの折、西荻窪 忘日舎にて購入。 これは買って本当によかった。小津、黒澤などの巨匠級ではない監督たちの作品を川本三郎氏と日本近現代史と歴史社会学がご専門の筒井清忠氏のお二人が辿っていかれるもの。 ロケ地巡りの好きな川本さ…
NYのコミュニティーシアターで演劇の勉強をしているお年寄りの姿を描いているのだけど、ものすごく面白くまとまっている。素人さんのお芝居や日常を描くというと鑑賞に堪えうるかどうかというのがまず問題になってくるだろうけれど、「自分がパートナー募集…
クライマックスシーンでのドリス・ディの「ケ・セラ・セラ」の歌、なんとも沁みる。 ジェームズ・スチュアート、私がはじめてみたのは「めまい」とか「裏窓」とかやはりヒッチコックの映画だったと思うのだけど、その時は失礼ながら、こちらの若さ故か、おじ…
リアル農家エッセイコミック。たくましい・・ハチの巣からハチノコとるためにスズメバチの巣を自力で取ろうとするお父さん。本来ヒトって自分で身の回りのことやってきたはずだよな・・食べることさえおさえておけば生きていけるはずだよな・・ということに…
2011年7月に刊行されたこの作品、割合早い時期に買ってはいたものの、東日本大震災がテーマのものだけに覚悟を必要としてしまい読み始めるのに時間がかかってしまった。「『たとえ間違っているとしても、今、描こう』と思いました」というしりあがりさんの…
2016年2月に桂米朝師匠追善の大阪松竹座での芝居が連休に大阪NHKで深夜に放映されていた。あの世巡りの中で逝ってしまった舞台の偉人たちの名前があくまで陽気に挙げられるところなどぐっとくる。 軽演劇風の仕上げにしてあるのだけど、お囃子などが本格的で…
よしながさんは人の痛みの部分を丁寧に描いてその陰影で光の部分をより輝かせてみせてくれる。マイナスとされているところをきっちり見つめられる人間が本当の力をつけていける。納得。 徳川家定、なかなか魅力ある描き方。強弱の付け方がすばらしい。 篤姫…
連休はどっぷり「もののけ姫」*1のメーキングドキュメンタリーを見ていた。 まずは分業をしながらも宮崎駿が色合いからバックからすべてに関わっているアニメーション映画の作られる現場、そして、鈴木プロデューサーによる興行の現場、そして、音入れ。特に…