2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

うちの猫がまた変なことしてる。

もうこの絵が!(著者のページ参照) なんともやさしげで、猫の良いところを増幅して描いてあるもので、そのすべてがえらくかわいくみえてしょうがないし、この視点で我が家の猫をみるとかわいさが増したり・・ うちの猫がまた変なことしてる。 (コミックエ…

重版出来 7

この作品、テレビドラマが始まったが、相乗効果で楽しめる。特に荒川良々が演じているラーメンの好きな先輩、荒川良々のひがんだような色彩でコミックで出てきても今まで以上にぐんと私の胸の奥底に溶け込んでくるようになった。主人公の体幹がしっかりして…

花とアリス殺人事件

「花とアリス」*1のストーリーの前日譚。 岩井監督初めての長編アニメ―ション作品、そして「殺人事件」とはどんな感じ?とあまり期待しないでみはじめ、最初はちょっと戸惑いがあったが、アニメ―ションでしか表現できない透明感、生身の人間では絵空事になり…

おんなの窓 5

伊藤さんは40代とのことで私より少しお若いのだけど、中年あるある(オビにも載っている幼稚園の若い先生の描くハートをみて、自分の描くハートがなんか古いと認識とか。。)満載で楽しめるし、リラックスできる。 西原理恵子さんが、それぞれ再婚の伊藤さ…

海街diary 7 あの日の青空

先日伊藤比呂美さんが西日本新聞に「熊本の皆さんへ あたしたちは弱い。助け求めて」という記事を載せておられたけれど、ちょうどこのコミックの内容を思い出すことに。 話すところまで持っていくっていうのも気持ちの成熟が要る。伊藤さんの文章はその垣根…

平成28年 4月文楽公演 通し狂言 妹背山婦女庭訓

第一部 初段 小松原の段 蝦夷子館の段二段目 猿沢池の段三段目 太宰館の段 妹山背山の段第二部 二段目 鹿殺しの段 掛乞の段 万歳の段 芝六忠義の段四段目 杉酒屋の段 道行恋の苧環 鱶七上使の段 姫戻りの段 金殿の段話の流れが整理できるように、三段目が二…

すみだ川

all cinema井上金太郎監督の「月夜鴉」*1がおもしろかったので、もうひとつみることに。 「月夜鴉」もだったけれど芸道もの。これはお琴。 川崎弘子演じる女主人公 菊野とお相手上原謙の話がメインになるかと思いきや・・上原謙はさらり、で、川崎弘子の生き…

踊る海賊(1936)

「踊る海賊」という名前で有名なのは1948年のジーン・ケリーとジュディ・ガーランド版のもののようだけど、これは違う。ふや町映画タウン追加おすすめリストでおすすめされており、借りてみたもの。この1936年版の「踊る海賊」のMovie Walkerデータはこ…

おかゆネコ 1,2,3

吉田戦車さんにしたらおしゃれな表紙。吉田さんの描く猫の線が本当によくて。現実的で世話好きのおかんみたいな雄猫ツブがほんとかわいらしくて。猫がしゃべるっていう、猫を飼ってたら一度は体験してみたい設定ながら、それを「しゃべり病」というネガティ…

アダムス・ファミリー 2

だいたい、「2」って「1」が当たったから・・っていう風でおまけ的な感じがあるものだけどアダムス・ファミリーは個人的には2の方が好きかも。ひねくれもののこどもたちの味方って感じが徹底していて楽しい。赤ちゃんでさえも黒髪の憂い顔であるべし!っ…

イマジカBS提供でGYAO!の映画学校というものが開催されている。ふだん触れることのない名作やカルトな作品を無料動画とテキストで観て学ぶ企画。 フェリーニの「道」が本日まで公開されていて、この作品はずいぶん昔にみて、その時は「ジェルソミーナがかわ…

プリンセスメゾン2

女ひとり居酒屋勤務=マンションを買うなどということとは縁遠し、なんて勝手な常識にじわじわ攻めこむコミック。内外から称賛される、なんていう派手な働き方でなく、ちゃんとまじめに周りのことを考えながら働いていってる人に光をあてていて気持ちの良い…

京都ぎらい

著者の井上章一さん、テレビなどで毒を交えつつ、飄々とした発言をされているイメージがあるけれど、この本の色彩がまさにそういう感じ。井上さんの育った嵯峨が洛中(わかりやすくいうと京都の旧市街とでもいおうか・・)でないことからやんわりと洛中の人…