2016-05-07から1日間の記事一覧

知りすぎていた男

クライマックスシーンでのドリス・ディの「ケ・セラ・セラ」の歌、なんとも沁みる。 ジェームズ・スチュアート、私がはじめてみたのは「めまい」とか「裏窓」とかやはりヒッチコックの映画だったと思うのだけど、その時は失礼ながら、こちらの若さ故か、おじ…

百姓貴族 4

リアル農家エッセイコミック。たくましい・・ハチの巣からハチノコとるためにスズメバチの巣を自力で取ろうとするお父さん。本来ヒトって自分で身の回りのことやってきたはずだよな・・食べることさえおさえておけば生きていけるはずだよな・・ということに…

あの日からのマンガ

2011年7月に刊行されたこの作品、割合早い時期に買ってはいたものの、東日本大震災がテーマのものだけに覚悟を必要としてしまい読み始めるのに時間がかかってしまった。「『たとえ間違っているとしても、今、描こう』と思いました」というしりあがりさんの…

桂米朝追善芝居 地獄八景亡者戯

2016年2月に桂米朝師匠追善の大阪松竹座での芝居が連休に大阪NHKで深夜に放映されていた。あの世巡りの中で逝ってしまった舞台の偉人たちの名前があくまで陽気に挙げられるところなどぐっとくる。 軽演劇風の仕上げにしてあるのだけど、お囃子などが本格的で…

大奥 13

よしながさんは人の痛みの部分を丁寧に描いてその陰影で光の部分をより輝かせてみせてくれる。マイナスとされているところをきっちり見つめられる人間が本当の力をつけていける。納得。 徳川家定、なかなか魅力ある描き方。強弱の付け方がすばらしい。 篤姫…