2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

おいしかったメモ

●岩手のヨーグルトにかけるお味噌 フルーツケーキのような味わい http://www.chiikeys.jp/mtb/column/... ↑こちらのブログにあるようにいろいろほかのものにもかけてみよう・・姉妹品のヨーグルトにかけるお醤油の記事 http://www.chiikeys.jp/mtb/column/..…

悲愁 ―フェドラ―

79年ビリー・ワイルダー監督作品。脚本はワイルダーと「サボテンの花」*1で名前を覚えたところのI.A.L.ダイアモンド。「サンセット大通り」*2みたいな、女優のその後もの。グレタ・ガルボがモデルで、彼女で撮ろうとしてかなわなかったとか・・タイトルの…

国立文楽劇場 第139回文楽公演

第一部 親子劇場 ふしぎな豆の木 解説 ぶんらくってななに 東海道中膝栗毛第二部 生写朝顔話 宇治川蛍狩の段 真葛が原茶店の段 岡崎隠れ家の段 明石浦船別れの段 薬売りの段 浜松小屋の段第三部 きぬたと大文字 生写朝顔話 嶋田宿笑い薬の段 宿屋の段 大井川…

動物園日記

羽仁進監督。岩波映画名作選。 まず驚いたのが、アフリカでキリンがとらえられるところからこの映画がはじまるところ。動物園でずいぶん長い時間かけて取材し映画にまとめているのだけど、動物は基本無理やり連れてこられ、ここでの献身的な飼育はとりあえず…

弘高青春物語

製作・旧官立弘前高等学校同窓会みたのは二度目だけど、一度目にみたとき*1は一度も弘前に行ったことがなかった時代。今回は全く印象が違った。ロケ地探しが楽しくて。(というものの、弘前城、寺町、教会、時計店、黒石を確認したくらい。温湯温泉?ってい…

バルカン超特急

さあ今から事件が起きるぞ、というような語り口でなく、いかにも英国人らしいユーモアをまじえた人物描写が続く中で、ひょっこりと起きる謎。にやにや笑いしながらはぐらかしているような不気味さでどんどん見るものを惹きつける。事件が起きてからも、間が…

将軍月光に消ゆ

第二次世界大戦中、ドイツ占領下のクレタ島で、イギリス将校がいかにも地元民という感じのパルチザンの指揮をして、ドイツ軍の将軍を誘拐するという奇策をうつ。体験記をもとにした作品。あらすじだけ書いたら全く自分の苦手分野の単語が並んでいる縁の遠い…

ピカレスク 太宰治伝

興味深く読めた。猪瀬直樹の本、「日本凡人伝 二度目の仕事」や「ミカドの肖像」もおもしろく読んでいたのだけど、この本も、太宰治伝といいながらその背後の井伏鱒二のことにかなり鋭く切り込んで読ませる。1999年9月号からの連載であったようで、ずい…

「津軽」をたどって・・・

ココログでGWに行った青森の日記を書いていたけれど、黒石でストップ*1して、そのあと行った太宰治関連の土地について、まとめときたいなと思いながらどんどん日にちがたってしまった。そんな折も折、本日、現代の太宰治といわれている又吉直樹が太宰悲願の…

ゴーストワールド

公開された翌年くらいに観てとても好きになった作品。wowowで放映していていたのでDVDで保存版作ろうと予約し、もう一度みていた。手持無沙汰な一人の夕ご飯の時に見始めたら入り込んでしまい、画面から離れられなくなる。 ファッションといい、主人公が毒づ…

プリンセスメゾン 1

まぼろしの国に住んでいるような作風の池辺葵さんが、マンション購入の話とは・・と驚いたけれど、おおこういうフィールドでも池辺ワールドが広がっている・・と嬉しくなる。町の片隅でちゃんと生きている人に光あてる人なんだな。確か寺山修司が全点豪華主…

舞妓はレディ

京都に住んでいる人間が部屋でみているとちょっとこそばいような、照れるような部分もあるのだけど、うまく「マイ・フェア・レディ」のパロディーの感じで京都のことを紹介している。(「京都の雨はおもに盆地に降る」って!)一番感心したのは高嶋政宏。ま…

現代、野蛮人入門

これはもしかして若い人に向けた本なのかな・・松尾さんの今までを振り返りながら書かれたこの本、これから社会人になる子供に読んでもらい、これからの航路をなんとか乗り切っていく参考にしてもらいたくなるような文章だった。気持ちよく共感しながら読み…

月影ベイべ 5

小玉さんの描く男性、清潔感あって魅力的だよな。。。 ずっと謎としておいてあったところが話された巻・・これからどうなるのかな・・「坂道のアポロン」にしても大河純愛ものうまいなあ。月影ベイベ 5 (フラワーコミックスアルファ)作者: 小玉ユキ出版社/メ…

信長協奏曲 12

当代中村勘九郎似のきりりとしたまっすぐな顔。。と思ったら森長可。今までも出てきていた登場人物なのにこの巻でそれを強く思った。今までは弟、森蘭丸の視点でちょっと目の上のたんこぶ的に描かれていた感もあるからなあ。 竹中半兵衛の、能ある鷹は爪を隠…

逆転無罪

またしても*1、もうひとつな邦題。原題は「Prisoners of Honor」。1890年代フランスに起きたドレフュス事件を通して組織をただ守ることと、その組織を愛して真の組織人としての誇りを持って生きることの違いを描いたもの。ケン・ラッセルにしては、けれん味…

ブラック・サバス 恐怖!三つの顔

wikipedeiaによるとロックバンドのブラック・サバスは、この映画に行列している人々をみて、人間は恐怖を求める、という着想よりその名前をつけたとか・・「毒薬と老嬢」*1に、顔の整形に失敗し、コワい顔になってしまったお兄さんに「ボリス・カーロフ似」…

続・激突!/カージャック

「激突」があたったからって、スピルバーグだからってこのタイトルはないだろう・・原題は「The Sugarland Express」。 なにか動物の母親みたいな感じで自分たちの子供をSugaraland(地名)に取り戻しに行こうとするゴールディ・ホーン演じるルー・ジーンと…

京都おしゃれローカル・ガイド

京都タワーとバス乗り場の表紙の上には「new kyoto」の文字。年々町を逍遥する機会が減っている自分には、そんな店ができてるんだなあというような、新発見多し。とりあえず現時点の京都にある著者のお気に入りの、個性的な場所を紹介している本。メモ佐藤初…

走れメロス

新潮文庫の今の字組、手触りが大好きで、雨の中ずっと太宰治の作品を読み続けるのが本当に楽しくて。太宰治、若いころは書いてある内容にぐっときたりしていたけれど、今は文章のリズムや終わりの文章のとめかたなどに気持ちがいく。「駆け込み訴え」は何度…

団地ともお 19

基本どの人もまじめに生活している上でのおもしろさっていうのがなんともいえずこの作品の魅力だな。 無声映画風の「絆は静かに紡がれるのだ ともお」、「ペットの生き様を見守るんだ ともお」などの甘すぎないタッチがとても良い。団地ともお (19) (ビッグ…

くるねこ 4

3巻でお別れかと思っていた老猫美輪のもんさんの話が出てきてうれしい。くるねこ 4作者: くるねこ大和出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/07/04メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (21件) を見る

謎の要人悠々逃亡

和田誠と三谷幸喜の「それはまた別の話」の「絶壁の彼方に」*1の章で話題になっていて借りてみたのだけど、ものすごいひろいもの!顔色一つ変えずまじめにやっていてそれがもうまたたまらないおかしさを出す、という、イギリスのいい味の作品。脇役もすごく…

赤い殺意

春川ますみ演じる主婦貞子は、口べたで大地や縄文土器を連想するような女性。すべてを受け入れてのみこんでしまうが、自然そのもののような感じで、それを慈しんでいるつもりのものの手におえるものでは実はない、という感じ。「神々の深き欲望」*1でも、ヴ…