2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

プチプチアニメ

ちょっと前のことだが、出勤前にNHKのプチプチアニメで長井勝見さんの「エディ」っていうのをやっていて楽しめる。 今頃放送予定調べたら、6月は予定なし。残念。

聖おにいさん 10

カトリック中高出身なので、このコミック読んで、あ、これは宗教で習ったあれね、と楽しんでいた私だけど、だんだん宗教の時間の範囲の知識では対応できなくなっている。スマホゲームのパズドラでしかお目にかかってない名前のサンダルフォンの話など。元ネ…

「坊っちゃん」の時代 第四部 第五部

四巻が終わったら五巻は一気に読んだ。途中でとめられない。 四巻は大逆事件。日本史の教科書の字面の知識しかほとんどなかった。加藤典洋さんという方の解説にあるように、 登場する人々の顔のつくりの、そして表情の、明るさ。政府方の山縣有朋と平民方の…

摩天楼

ちょっと前に「フランク・ロイド・ライトの落水荘」*1というドキュメンタリーをみたことと、ウディ・アレンの「ローマでアモーレ」*2で、建築について滔々と語る女性のことを「あいつは映画の『摩天楼』をみただけだ」みたいなセリフで片づけていたところな…

フラメンコ

さまざまなフラメンコのパターンを、さまざまな演者(ビデオパッケージの説明によるとたとえばフラメンコ・ギター1本で世界を制覇したと称されるパコ・デ・ルシア、若き天才男性舞踊家=バイラオール ホアキン・コルテス、スペインで最も栄誉ある舞踊家メル…

歴史の読み解き方

テレビで歴史上の人物の功績などを説明する磯田さんの新しくて愉快な語り口にとても惹かれ一冊著作を読んでみた。自分の知る磯田さんのあのままの口調で書かれたわかりやすく興味深い本。 歴史を過去が遺してくれた教訓として、一次資料によって分析し、今日…

『坊っちゃん』の時代 第三部 かの蒼空に

この巻は石川啄木が中心。二巻の感想の時、友人のかなさんが「石川啄木はどうも・・」とおっしゃっていて、わたしは擁護にまわっていたのだけど、この巻の途中まではそれを後悔するほど困ったものだった。ところが、最後、啄木に転機が生まれたとき、なんか…

舟を編む

民放でやっていた分なので多分カットされている場面がいろいろありそう・・原作のあそこがないとかいいきれなく、評価しかねる。 登場人物それぞれ好演。特にオダギリジョー。舟を編む 通常版 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2013/11/08メディア: DVDこ…

お嬢さん乾杯!

中野翠氏の本に紹介されていたのと、友人かなさんのすすめもあってみてみる。 今までみてきた佐野周二の出演作の中で一番魅力的にみえたかも。なんだかかわいらしくいじらしい。まったくお嬢さん周辺の人物たちといったら!だからこそのお嬢さんか。。子分役…

植田正治写真美術館

書くのが遅くなったけれど連休中に鳥取に。 植田正治氏もよく撮影に行かれたという弓ヶ浜海岸。春の山陰の海岸にあこがれて出かけてみたけれど期待通りののびやかな美しさ。植田氏の写真をみていると人を配置したくなる。植田正治写真美術館では、二階が「写…

「坊っちゃん」の時代 第二部 秋の舞姫

第一部を読んだとき、コメント欄で、かなさんがこのシリーズについて 文学史の事実と虚構の混ぜ方の塩梅がよく と書かれていたが、この巻の最後に載せられていた川上弘美さんの解説で、やはり 「坊っちゃん」や「舞姫」の背後の「あり得たところの世界」とい…

安寿と厨子王丸

「わんぱく王子の大蛇退治」*1がとてもよかったもので引き続きその前に作られた東映動画を。 wikipediaによると 人物モデルに演技を行わせ、その実写フィルムを下敷きに、アニメーション作画を行う「ライブ・アクション方式」が一部採用されている。 とのこと…

文楽へようこそ

同学年の文楽鑑賞の先輩に教えてもらったのだけど、ほんとに文楽をみはじめた自分にぴったりのよき本だった。表紙の人形遣いのお二人を中心に、あとは昭和40年生まれ前後の(中堅とお呼びしていいのかな?とにかく生まれた年代が自分と近いものだから感覚…

エルム街の悪夢

ふや町映画タウンおすすめのウェス・クレイヴン監督作品。同じ監督の「スクリーム」*1で語られていたホラームービーの基本がここに描かれていて、にんまりしながら見る。青春とホラーは相性がいい?倫理の時間に習ったように、子供時代の自分の殻を破ってマ…

わんぱく王子の大蛇退治

とてもすばらしかった!図柄がまず素晴らしい! ビデオパッケージより。70年代以降によくみたアニメの感じでなくて素朴でかわいらしく、またアートアニメーションっぽい雰囲気も。作画監督の森康二氏、美術の小山礼司氏の作品ほかのもみてみたい。スサノオ…

ちはやふる 24

主人公側の人間でなくライバルの家庭事情までの深い描きこみ。出てくる人それぞれの行動にちゃんと理由があるんだよというあたたかく広い描き方。そこに末次由紀さんの特徴、長所を感じる。ちはやふる(24) (BE LOVE KC)作者: 末次由紀出版社/メーカー: 講談…

クルーレス

脚本・監督のエイミー・ヘッカリングという人、ふや町映画タウンの大森さんによると、なかなかうまくまとまっておもしろい作品を作る人らしく、私がみたのは「初体験/リッジモンド・ハイ」だけだけれど、これはこんなタイトルのせいでいらない敬遠をしていた…

BILLY BAT 14

だいぶまとまりかけてきたかな・・そんなことあるか・・というような描写でもあるけれど、渾身の作品だな・・BILLY BAT(14) (モーニング KC)作者: 浦沢直樹,長崎尚志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (10件)…

フランク・ロイド・ライトの落水荘

ビデオパッケージから ペンシルヴァニア州の渓流の中」、流れる滝の岩棚の上に建てられた、アメリカ建築史上最も美しい建造物といわれるフランク・ロイド・ライトの落水荘。1934年、別荘としてこの家を発注したピッツバーグのデパート王の息子、カウフマンJ…

スクリーム

何も日本有数のVHS在庫を誇るといわれているビデオショップの、最後の月宣言が出ているさなか、このビデオを借りなくても・・という感じでもあるのだけど、カウンターでホラー映画の話になった時に、『スクリーム』のウェス・クレイヴン監督の作品は群を抜い…

遙かなる帰郷

アウシュビッツから解放されたイタリア系ユダヤ人プリーモ・レヴィの手記「休戦」 をもとにした映画。解放されてから故郷に帰るまでの物語。 原作者は映画化が決まって喜んだ一週間後に自殺ということがパッケージにかかれていたが、戦争というものが終戦で…

ワルシャワの悲劇 神父暗殺

戒厳令下のワルシャワ。「連帯」の民主化運動に参加する人々のヒーロー的存在であるアレク神父とそれを敵視する秘密警察の指揮官。 実話に基づく物語で、重いテーマだけに易々とはみられないのではと危惧したがアニエスカ・ホランド監督は観客を惹き付ける構…

政と源

仕事一辺倒で家を顧みなかったために熟年離婚されかかっているような銀行勤めを退職した男性の立場でお話を綴るしをんさんっていいな。また失われつつあるけれど、応援しなきゃいけないものをとりあげる視点の一環として、今回はつまみ職人を。つまみ職人の…

重版出来! 3

漫画家としてのデビューの姿のいろいろ。捨てる神あれば拾う神あり。漫画家の才能というか原石と編集者の出会いは縁もかなりあって、磨いていくことと同時にひとつのところであきらめない心も大切みたいだなあ。ほかのことでもいえそう。自分は体育会系の人…

『坊っちゃん』の時代

明治後期の時代の人間関係、流れがよくわかると歴史に強い友人にすすめてもらい読んでみる。 前にちらっと読もうとしたとき、情報量が多すぎて先にすすみにくかったのだけど、今回は大丈夫だった。ちょうどNHKの「おまえなしでは生きていけない」という猫を…

なのな フォト ゴロー

猫タグはつけたし、猫は出てくるけれど、猫が媒介となって格差社会の中でもやもやしつつもなんとか生活している人間が主人公で、だからといって絵柄から推測されるとは思うけれど、しんどいものではなく、でもただのほんわかしたものではなく、毒を知ってい…