2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
仙台 火星の庭*1で購入。昭和元年から映画の世界にいる宮川一夫さんが、幼い時のことからはじまって、この本が作られた1985年までのご自分の仕事の流儀、そこで出会った監督、俳優さんのことなどを語った本。建前で全然語られてなくて読んでいて楽しいし、映…
「来る猫」だから「くるねこ」なのかな?とにかく捨て猫をみたら即拾ってしまうくるねこ大和さんのおうちにいる4匹の猫とあとから拾われ、養子に出た子猫ちゃんたちとの日々。一匹しか猫のいない家のものからみると猫を複数身近で見ている人の猫の個体差の表…
これは完結のための巻という感じだったかな。指圧をする鉄蔵の、身体からその人をみる目の描写は優れているし、示唆に富んでいて、鉄蔵のその後など、気になる部分が今度まとめられるのは大いに歓迎。(この完結を連載時つきつけられた人はびっくりしただろ…
原作*1の方が数倍いい。この映画は、どうもガチャガチャして・・せりふがくさくて・・ つくられた美人りりこを演じる沢尻エリカのいろいろなショットは楽しめた。 全体に感じるのは蜷川実花さんはカメラマン出身だから場面場面は凝っているし、きっとキュー…
TVでみた「三人の名付け親」*1のタイトルが出てこなくて検索したら、この映画への淀川さんの文章*2が出てきて、これもご縁と借りてみた。「三人の名付け親」もだったけれどやっぱりキリスト降誕の時の三人の博士がもとになって三人なんだ・・・(「三人の名…
傑作!後に座頭市シリーズに昇華する記念碑的作品とのことだが、座頭市の印象よりもっとダーク。勝新太郎演じる座頭の悪いこと悪いこと・・銭ゲバみたいなおはなしで(ってこっちの方が製作年度が古いが)居心地悪いかと思いきや、緩急ついていておもしろく…
ミュージカルの王道的なこの感じ、とっても楽しい。フレッド・アステア演じるドン・ヒューズというダンサーが、パートナー(アン・ミラー)にふられ、かわりにみつけてきたジュディ・ガーランドと組むのだけど、アン・ミラーの踊りの持ち味と、ジュディ・ガ…
見仏記も5巻め。最初の頃はおもしろいことを言い出す人の読み物として読んでいたが、途中からみうらさんいとうさんの友情物語のように読むようになって。。だんだん勝手に落ち着いていたが、去年見仏記が20周年を迎えたという状況で読んだこの巻は一緒に…
「夕鶴」の現代版みたいなおはなしなんだけど、それが渋すぎなくてちゃんと現代のはなしになっていて。。動物の、おかまいなしみたいなところ、ピュアなところがきちんと表現されていてほんとに楽しかったし、切なかった。小玉ユキさんの、読んでるときれい…
クリスマスちょっと前にNHKでやっていて結構おもしろかったのだけどとびとびに見てしまったのでちゃんと借りてみた。アリゾナの銀行強盗の三人組が新生児を育てることになり・・という「スリーメン・アンド・ベイビー」的設定だけど、この三人のおじさんとい…
「坂道のアポロン」*1の小玉ユキさんの作品。人間のすぐそばにいて、人間と近い存在で、おしゃべりしたりおしゃれに興味持ったりするけれど、やっぱり人間との違いがくっきりある(多分運命とか本能とか決められたことへの処し方がシミュレーション、シミュ…
カリフォルニアデザインの展覧会*1で見たソウル・バスのタイトルデザインが印象に残っていて、みてみた。映画はクラシックな法廷劇で、ソウル・バスのデザインがとても新しく写る。デューク・エリントンのジャズの雰囲気とあいまって50年代モダンという感…
なによりかによりキネマ洋装店の紹介をみてみたくなった映画。 cineyoso.movie.coocan.jpこの映画の良さはキネマ洋装店に書かれているとおり。イラストに描かれている高峰三枝子の姿すごくよかったし、洋館風の場所、ストーリーなどもガーリーっぽさがあふれ…
美空ひばりの美登利ということでどんなものかな〜と思いながらみたのだけど、そこは全く違和感がなかった。中野翠さんの本「アメーバーのように。」に元花魁役の山田五十鈴の凄みについて書かれていたがほんと特記すべき感じであった。ただこの大陸書房のVHS…
なんともいい映画。14歳のNYに住む少女たちがピーター・セラーズ扮するピアニストに夢中ごっこみたいなのをして・・という映画だけど、この感じものすごくよくわかる。「ゴースト・ワールド」はこれをヒントに、と書いてあるブログ*1を拝見したが、なるほ…
ああものすごくよかった!ここ数日家に帰って続きを読むのが楽しみで楽しみで・・(家に登場人物たちが待っている気分。) 「青春デンデケデケデケ」とか「パッチギ!」とかロック系の世界の60年代ものは時々みていたが、ジャズっていうのは新鮮だし、また…
GWに仙台に行ったときガイドブックで塩釜は寿司が有名ということで行ってみた*1このお店。ネタについてもおやじさん白幡さんについてもよく調べてあり、有田焼のお皿、ふわっとしたにぎり、工夫したネタ(かぼすでしめたような珍しいお寿司が塩釜のお寿司め…
エヴァンゲリヲン、キャラクターの名前だとかだけ耳に入ってきてどんなものだか知りたくて去年の秋TV録画していたのをみる。民放の放映でとびとびなのだろうけれど、だいたいの流れはわかった。使徒だとか、戦士のお世話係(?)の本部のみさとさんの胸にい…
66年の長崎っぽい町の高校生の話。ということは、村上龍の「69」とか四方田犬彦の「ハイスクール1968」*1の年代に近いのかな・・でも「ハイスクール」よりずっと素朴で・・あの頃のジャズとすすんでいる人がきっちり結びついている感じとか、長崎&…