2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いばら姫または眠り姫

これも凄かった。「眠れる森の美女」のストーリーを岸田今日子さんが大人向けに書き直した感じのおはなしで、川本喜八郎さんがチェコのトルンカのスタジオで撮ったものだけど映像の質感がとんでもない。贅沢な逸品。 いばら姫またはねむり姫/川本喜八郎 [VHS…

にあんちゃん

NHKでしていた山田洋次監督が選んだ名作100選から。文句なく名作。力強くすごくおもしろかった。長門裕之がにあんちゃんなのかと思ったら長門氏の弟役の小学生が二番目の兄ちゃん、にあんちゃんなんだな。たくましくていじらしい。長門氏は若くして父に先…

とりあたまニュース 日はまた昇る!編

今度の本は2010年の9月から2012年の1月5日号まで。あのことが起きた時こんな風にご両人は思っておられたのだ・・という感じが近くてさらに興味深い。今からでもそれを踏まえてなにかがかわりそうな。 サイバラさんの方で橋下徹と楠木正成を並べて…

神様のカルテ

息子がこの春から松本で暮らすことになって今月頭準備手伝いに行ったら松本がロケ地の映画としてこの作品や「岳」などが大々的に刷り物になっていて、興味を持ち読んでみる。松本に土地勘があるものには楽しめる部分も多いのだけど、解説にもあるように主人…

週刊とりあたまニュース

サイバラさんのコミックと誰かの文章のコラボ作品ってそれぞれのリズムがあって読むときその調整に時間がかかるのだけど骨があってなかなかおもしろい。意外だったのは佐藤優氏が子ども手当を不可欠としているところ。高須クリニックの先生の歴史講釈。山男…

大鴉

ロジャー・コーマンという人は低予算のドライブインシアター向けの映画を量産ということで有名らしいが、まさにそんな雰囲気ぷんぷん。「奥様は魔女」などのテレビ作品みたいな音響やわかりやすい演出に、いい大人がよくやってるなあ!と感嘆。ビデオの最後…

ニャ夢ウェイ3

いろんなタッチでの猫マンガ。「バカボンド」、「アウトレイジ」、「Sex & the City」、陸奥A子タッチ特によかった。猫がやるとなんでもかわいくみえてしまうんだよな。陸奥A子が懐かしくリンク辿っていったら今もあのころの少女が大人になったような作品を…

待って居た男

ビデオパッケージには「豪華オールスター・キャストによる謎また謎の本格推理時代劇」とあるのだけどその通り錚々たるメンバーが次々出てきて頭の整理がつかないほどだ。エノケン演じるダメ目明しがあやつられるように犯人発表をするところは名探偵コナン的…

インテリジェンス人生相談

すっかり佐藤優漬けな日々・・文章おもしろいもの!なんか正々堂々としていて生きる力を与えてくれるもの。生きる知恵、指針に満ちていて大学生の子供たちにも読ませたいくらいだけど直截なセクシュアル系の表現が時々まざるのでちょいと躊躇してしまう。。…

憂国のラスプーチン 2,3

この本でもまた本の外でも「国策捜査」という言葉がよく出てくるけれど、その結論は材料が少なすぎる私には出せない。どの組織も一枚岩ではないし、心ある人もいるはず。でもここに書かれていることも真実だろう。志を持って生きることについて考えさせられ…

沓掛時次郎

少し前に活弁版をみたこの作品。今回は市川雷蔵版で。あっさり、定型どおりだった出入りのシーンにエンターテイメント性が増していたり、宿屋のおかみさんを杉村春子が演じることで人物造形がしっかりしたり、市川雷蔵の歌がはいっていたり、戦後の娯楽作品…

憂国のラスプーチン 1

まず伊藤潤二の絵がいい!コミックゆえに、主人公側の人間はいやらしくなく描かれているところはちょっと差し引かなければいけないのかもしれないけれど書いてあることは納得がいく。佐藤優の本を読んでいると自分が自分として生きていくための自己研鑽の必…

レスラー

すごい好きな作品だった。。のに、BS-TBSで録画したものだから、途中に何度もCMが入ったり、最後エンドロールもなしにいきなり終わったりで、作った人にすまないことになってしまった。ミッキー・ロークなんともいえない魅力や愛嬌があるなぁ。ドキュメンタ…

主に泣いてます 6

美人がいじめられていつも泣いている・・なんてことあるかい?と思いながら読み始めたこの作品。もしかしたらそういうこともあるかも・・って気になるような、泉さん側にたてるような巻だった。主に泣いてます(6) (モーニング KC)作者: 東村アキコ出版社/メ…

サマーウォーズ

どこかで見覚えがあるストーリー・・と思ったら、この作品と同じ細田守監督の作ったデジモン(「デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム」)をみていて、そのストーリーがこの作品と似ているのだった。細田監督はデジモンで取り扱ったテーマを膨らませた…

聖書を語る

yukkekoさんがはてな日記に載せておられるのをみて読んでみた。聖書を語る、といっても聖書ばかり語っているのではなく、現代を語っているのであって、そこから神についても語っているのであって、間口の狭い本ではない。 佐藤優については足立倫介「悪党の…

トイレット

荻上直子監督の作風なのだろうけれど人間としての生々しさが希薄な世界。CMとかだったらおもしろい着想だと思うのだけど、流れる風景をふーんとみる感じで、魂まで響くとかいうタイプの映画ではないなあ。センセーという名の猫登場。雰囲気はいいのだけど雰…

松本の蕎麦屋さん 

2016年9月、友人が松本にいくということで、松本でおいしかった店を必死で思い出す。 まず思いついたのは、「山とそば」*1に載っていて、2016年2月に行った田舎家。(その時のinstagramはこちら)すんきという発酵食品を使ったそばなどもある。 新まつもと物…