2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

櫻の園

みたあと調べてみたら今回の「櫻の園」、評判があまりよくないみたいだけど、桜のシーズンの頃の夜の、まだ新しい環境に慣れないそわそわした気持ちだとか、それが新緑になってだんだん落ち着いてくるところだとかが風景と一緒にとってもよく表現されていて…

ちはやふる 11

異物感を異物感のまま終わらせないこの感じいいなぁ・・ちはやふる(11) (BE LOVE KC)作者: 末次由紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/12/13メディア: コミック購入: 11人 クリック: 299回この商品を含むブログ (89件) を見る

エビータ

メジャーな映画だからふや町で借りるほどのことでも・・と思ったものの、マラドーナの映画*1をみてアルゼンチンへの関心が高まっている今みておこうと借りてみる。今年はたくさん借りた方がレンタル単価が安くなる計算にもなるし。。 この頃現実を淡々と描く…

ヤンヤン 夏の想い出

エドワード・ヤン監督の作品は「エドワード・ヤンの恋愛時代」とこれとまだ2作しかみてないけれど、両方とも説明的でなくて、ふっとその町に、その職場に自分が迷い込んで、観察していくうちにそこの人間関係がわかってくる、みたいな手触りがある。なんかド…

好奇心

このころのルイ・マルの作品の評判はかねがねきいていたけれどほんとその通りでさじ加減ひとつでとんでもないことになりかねない思春期の男の子の心情をこういう風に清冽に完成させる緻密な構成に驚嘆させられた。色遣いもチャーリー・パーカーの音楽もいい…

エドワード・ヤンの恋愛時代

新興企業を経営する女性モーリーは蓮舫に、ポストモダンは劇作家バーディーはみうらじゅんにみえてしまうほどごく身近なストーリーに感じられる。でもどこか日本との差異がある。アジアの都会ものをみたときのこの感じが私は好き。アジア旅行して、そこで働…

あれはだれ?、忘れられた人形、南無一病息災

岡本忠成の作品をいろいろと。 「あれはだれ?」は1976年に作られた毛糸アニメーション。うさぎなどのモコモコした質感がかわいらしい。毛糸で表現するからひとふでがきみたいなタッチ。岸田今日子さんのナレーションが、パペットアニメ版の「ムーミン」みた…

三国志 21

だんだんに終盤に差し掛かっている気配が・・すべてが変化していっている・・三国志 21 (愛蔵版)作者: 横山光輝出版社/メーカー: 潮出版社発売日: 2008/10/31メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る

双調 平家物語1

出版された98年に買ったのに、ようやく昨年の秋、「勉強ができなくても恥ずかしくない」を読んで第何回目かの橋本治ブームが自分の中で起き、1巻目終了。(読み始めたらすごくおもしろいのだけど、最初「祇園精舎の〜」を橋本さん流に書かれたところや序…

マラドーナ

音楽のプロモーションビデオみたいな雰囲気もあり、映画として超一流品、とかではない気がするけれど、マラドーナとクストリッツア監督の魅力でひっぱられる。。マラドーナの光の部分が主に描かれているけれど、愛情をもって描かれた影の部分が作品にすごい…

パッション・ダモーレ

年末から自分に余裕のない状態で、映画もあまりみられてなかったのだけど、先日あえていろいろな義理を無視して時間を作って観た「母なる証明」*1のおかげで、自分の中のぐるぐる周りでは到達できない視点みたいなのを与えられた感じで、極小サイズになって…

母なる証明

プロットも凝ってるし、すべてに型にはまってないおもしろさ。それぞれの持つ武器と弱点。ダサ渋い空気。なんとも舌を巻く映画だ。母なる証明 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2010/04/23メディア: DVD購入: …

trico+

(関心空間に載せていた記事を移動)イラストレーターのナカムラユキさんがされていた京都の白川疏水沿いにあるイベント時のみのアトリエショップ。2010年11月で一旦閉店。季節おりおりのイベント(バレンタイン前のチョコ展、自分へのおみやげという概念も…

新年・・・身辺整理

なんでもゆっくりの自分は今頃になって大掃除。 おいしかったから・・という理由でいつまでもおいていたパッケージ類を日記に記録することで捨てましょうと決意。 とりあえず 島原のラッキーチェリー豆。製造元はこちら。そら豆の砂糖まぶしってだいすきなの…

ガラスの仮面 45 46

なんだか昭和の昼メロや、古典的な少女マンガのような気配が・・帯もセルフパロディーっぽいし、半笑い路線のマーケティング戦略?ガラスの仮面 45 ふたりの阿古夜 4 (花とゆめCOMICS)作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/09/30メディア: …

3月のライオン 5

今まで出てくると憂鬱になった義姉さんやそのお相手などの印象が見事に変わりつつある。 今回もなかなかビターなストーリー展開なんだけど、だからこそ読む人に救済があるような気がする。3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海野チカ出版社…

キャリア こぎつね きんのまち 4

うーん・・・お受験ではいった小学校で子供のこと配慮して配慮して・・ってノリ、どうもなじめぬ・・主人公は盲信的ではないものの・・ま、順調に進むより今回のように波乱含みの方がおもしろいにはおもしろいのだが・・キャリアこぎつねきんのまち 4 (クイ…

BILLY BAT 5

不穏なものの影を描くのが浦沢さんほんとにうまい。ものすごくどきどきさせられる。BILLY BAT(5) (モーニング KC)作者: 浦沢直樹,長崎尚志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/22メディア: コミック購入: 2人 クリック: 35回この商品を含むブログ (37件)…

バカなおとなにならない脳

なんかハウツーものみたいに見せかけて養老先生が挑戦してきてる気配が漂い、それに妙な圧迫感を感じ、友人からすすめられていながら読み始めるまで時間がかかってしまったのだけど、なかなかおもしろかった。 筋肉を動かすことによって脳が働き始めること、…