2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フィツカラルド

大河ものがみたくなったのだけど、古すぎて近寄りがたいのもしんどいし、最近のペラペラのも嫌で、80年代あたりに作られたものがフィットする感じで借りてみる。クラウス・キンスキーやクラウディア・カルディナーレの、状況に関係なく堂々とした姿、表情…

東京映画散策

TV

泉麻人さんがなぎら健壱さんと東京の下町を歩いて、映画にでてきたシーンの実証。おもしろい。監修は川本三郎さんらしい。4月は井上順さんと新宿〜銀座歩きを放映していた模様。こっちも再放送してくれないかな〜。。http://www.nihon-eiga.com/prog/002969…

ゴモラ

NHK海外ニュース番組でやっていて関心をもつ。wikipediaによると日本ではDVD未発売らしい。 2022年10月追記 →その後DVD ブルーレイ販売。 www.eiganokuni.com

schola 音楽の学校

TV

番組HP 坂本龍一の音楽講義。坂本さんのしゃべり方、語りかけってサウンドストリート時代から大好きで、楽しく拝見。理論をきいたあと、中高生とジャズセッション。本当に上手で、中学生なのにジャズ好きな友人の息子さんを思い出す。

スフィンクス

絵のタッチなど上に載せた岩本さんの作品と対照的。今の若い子でこういう絵をかく人は少なそう。ドラマのえぐり方は大胆で、ロマンがある。ひねくれているようで、人間愛もあり、萩尾望都はつくづく昭和の時代に花開いた大輪という感じがとてもする。ギリシ…

雨無村役場産業課観光係 1〜3

岩本ナオさんという人のコミックははじめて読んだけれど、田舎の役場の観光課に就職した主人公ーそれもいやいやではなくてそれなりにがんばりたい気持ちでやってきているーだとか、無愛想だけど堅実な働き手の女の子だとか、安直じゃない話の落ち着きようと…

3月のライオン 4巻

今ずっと続けて読んでいるコミックの中でかなり楽しみにしているのがこれ。一巻目、ダークなお姉さんの雰囲気に重くて苦しかったけれど、この巻ではそのお姉さんとの場面にちゃんと助太刀があらわれて・・とってもとってもほっとする。。というか、巻を重ね…

わたしの渡世日記 上

すごく人を惹きつける文章。言葉の使い方も構成も内容も魅力がある。上巻には複雑な生い立ちから終戦までの高峰秀子さんの半生が綴られているが、何事にもずばっと思いきっていて、しょうもない気を遣って奥歯にもののはさまったような物言いになってつまら…

かぶりつき人生

神代辰巳監督のデビュー作ということで荒削りなんだけど、なんかその乾いた生命力みたいなものが魅力のある作品。田中小実昌原作らしい題材、そして空気が流れている。モダンなところはモダン、どろくさいところはどろくさい、でもトータルにみるとかなり惹…

珍説忠臣蔵

エンタツアチャコの漫才はじめてみた!飄々としていていい感じ。動いている古川ロッパもはじめて。珍説忠臣蔵 [VHS]ビデオメーカーAmazon

ミッキーかしまし

何度も声を出して笑った。寝る前に読むとすごく落ち着く。言葉の使い方が絶妙でかっこよくもおもしろい!はじめタイトルを「ミッキー口(マウス)」とつけようとして、ややこしそうなのでやめる、なんて妙に小心だったり、でも別の場所では妙に大胆だったり…

アフリカの光

和製「真夜中のカーボーイ」?*1すぐに「和製○○」と書いてしまうのも安易なのだけど。とにかく時代の空気はすごく出ている。アフレコ、って感じのショーケンの河内音頭(多分・・)がちょっとかっこいいのだけど、「青春の蹉跌」の斎太郎節やら、「カポネ大いに…

哀しみのベラドンナ

宇野亞喜良と「ゲバゲバ90分」などの図柄とミュシャやクリムトのような絵画をあわせたような抒情とポップの入り混じったおもしろさ、演歌的ノリと政治的想い、サイケやヒッピーっぽさ、いろんな70年代っぽさがまざりあってとっても魅力的なアニメーション…

そうかもしれない

NHKハイビジョンで放映していたのを15分くらいしてからみる。老夫婦の生活がすごくリアルで目が離せなくなる。無理やり盛り上げたりせず、淡々と描いていくところが誠実で好感を持った。見落とした部分も今度みてみたいな。そうかもしれない [DVD]出版社/…

いじめるな!

このところ続けて読んでいた香山リカがらみの本の中ではとりあえず理論も出てきて一番読み応えがあった。辛淑玉のパートに書いてあった丸山眞男のいっている「権力に対する盲目的服従」という気分が、権威なんて・・と普段思っている自分にあることに気付き…

大阪ハムレット

はじめ松坂慶子の大阪弁に大いなる違和感を感じてしまってみるのどうしようかと思ったのだけど、周りの人の評判もいいし見続けてみたらなかなかよかった。原作がとても好きなので心配だったけれど、映画らしくいい感じにまとめてあったと思う。トータルにみ…

悪いのは私じゃない症候群

スピリチュアル的な育児書で子供はあなたを選んで生まれて来たのです、というのを読んで、子供の自己責任で生まれて来たみたいな解釈をする人っているかな〜? 虐待の話として出てくる、こどもにいちいちつきあってたら大変だから無視しとこう、なんて感情は…

しがみつかない生き方

香山リカ先生の本は問題提起の部分はご自分のこととか気さくに引き合いに出されすごく親しみやすくうなづけるのだけど、解決方法の部分になると、そうはいっても、恋愛、子ども、お金、老病死の問題にとらわれてしまうことは、本当人間の常で、仕方ないので…

イナゴの日

アク強し。ハリウッドの澱を描いているような映画。なんか、桐野夏生とかわたなべまさことかの悪意に満ちたお話をみているような感じ。(どこまでいくんだ?みたいな気分でどんどん読み進むあの感じ。)ビッチ系ヒロインも徹底してるし、その周辺の人物表現…

ひまわりっ 10〜12巻

「健一レジェンド」という副題がついてお父さんの健一さんの顔がタイトルロゴの横にはいつも印刷されてはいるものの、出番はめっきり減りましたな・・・東京がえりの調子のいい銀行マンも徐々に好きになったんだけど(特に強烈キャラ節子との毒をもって毒を…

自分なくしの旅

「色即ぜねれいしょん」の続編という楽しさ、その後のイヌや伊部や池山のことが出てくるのはいいし、はじめての異性との交際で湧き起こってくる色々ははとってもリアルに表現されているのだけど、最後ちょっとみうらさん版「東京タワー」みたいになっちゃっ…

新女性問答

大好きなサイトキネマ洋装店の紹介↓をただただ検証したくてみてみる。思いっきりのいい感じで大好きな女優、桑野通子さんも出ているし。 cineyoso.movie.coocan.jp映画をみてから、キネマ洋装店を読むとただただうなづくことばかりの、現代の感覚でみるとび…