2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ママはテンパリスト 3

おしゃれな東村アキコ氏のことだからきっと本当のごっちゃんはおしゃれなんだろうけれど、おもいっきり滑稽に描く、このさじ加減うまいなー。自分のこどものこと描くときって親バカ風になっちゃダメだし、笑える感じに落ち着かすのってとっても難しいところ…

猫にかまけて

町田氏の本はいつも照れがはいってはぐらかすようなところもあるんだけど、これは、はぐらかされ要素が薄い本だ。猫はいろんなことを教えてくれると書いておられる通り、わたしも町田さんが猫の生命と向き合っている姿をみて、自分の生活の中で向き合わなき…

宵待草

和製「俺たちに明日はない」?すごく70'Sのにおい。反政府主義者を描いた時代物のはずなんだけど、学生の日常を描いた映画みたいな空気が流れている。宵待草 [VHS]出版社/メーカー: 日活発売日: 1989/06/10メディア: VHS クリック: 4回この商品を含むブログ …

「坊っちゃん」*1がおもしろかったので山本嘉次郎監督の別の映画もみてみようと思い、調べていたらこの「馬」が定評あるみたいだったので借りてみた。 舞台は岩手山麓(と、ビデオジャケットには書いてあるが、ロケは山形県最上町だったらしい)。岩手に行っ…

アリス・イン・ワンダーランド

賛否両論なのかな? 美術とか衣装とかはとてもいいし、着想がいいなと思うところはたくさんあったけれど、戦闘シーンに退屈してしまう自分には不向きな部分も。3D効果を狙ってかなんか観客に向けてのインパクトが強すぎて・・(私は2Dでみたのだけど)こん…

スラムドッグ$ミリオネア

映像のキレもいいし、ストーリーもすごく楽しめた!ダニー・ボイルのもうちょっとみたくなった。「トレインスポッティング」、前に見たときは子供が小さくて、自分と一番遠い世界の話という感じだったけれど、今見たら感じ違うかな?評判いろいろの「ザ・ビ…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら

たまたま友人にすすめられてこの本を読んでいる最中に「クローズアップ現代」で糸井重里氏が出てきてドラッガーの話をしていた。この本も売れているみたいだし、今潮流? 高校の野球部のストーリーの中でドラッガーの理論を説明していて、その理論は家庭運営…

こんなツレでゴメンナサイ。

「ツレがうつになりまして。」のツレ、細川貂々さんの夫望月昭さんが当事者として発病のこと、そしてその前の貂々さんとの出会い、結婚生活のことを書かれたエッセイ。深いけれどとても読みやすい。もともと貂々さんのことは、単行本を出される前からHPをの…

左京区七夕通東入る

主人公がちょっと雑誌に出てくるおしゃれ女子みたいな感じで、おばはんになってしまった自分をぐいと引っ張るものが希薄な感じではじまり、なんだかいちいち表層的すぎる気もしたけれど、大学卒業前後の、今まで属していた世界からちょっとずつ離れなきゃい…

ホンのお楽しみ

待ってました!藤田香織さんの新刊。「FRaU」掲載は2002年から2004年だったから地の文章はちょっと前のことだったりなんだけど、ちゃんと文庫版の追記があって、またおすすめ本を時代にあわせて差し替えたものもあるらしく、親切。この、藤田さんの身辺記録と…

坊っちゃん

昭和10年作品。今見るからなのか、明治の扮装をして演じているというちょっとした時代劇臭さがなくて、現代劇風のナチュラルさがあるように思う。(題材も題材だし)有名なユーモア小説って逆に難しいと思うのだけど、さらっとまとめてあるところがとても…

グーグーだって猫である 5巻

えらくかかわっている動物の数が増えている・・以前ストップをかけてくれていた常識的なアシスタントの人はどうされているのかな?この域にはなかなか達せないなぁ・・グーグーだって猫である(5)作者: 大島弓子出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリ…

わが家の歴史

TV

三谷ファンの私ははずせないこのドラマ。今日はまた夜遅くまで・・オンタイムで味わいたいけれど体力ないかも・・佐藤浩市みてると、おととし読んだ「東京アンダーナイト」をとっても思いだす。大泉洋がとってもいいんだけど、つい「大泉滉」と呼んでしまい…

京都の風景 2010春

こどものとき好きだった絵本「ちいさいおうち」の悲しい一場面を思い出す風景。ちいさいおうち (岩波の子どもの本)作者: バージニア・リー・バートン,石井桃子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1954/04/15メディア: ハードカバー購入: 10人 クリック: 172回…

マダム・スザーツカ

ふや町映画タウンのおすすめ(☆2つ)。 シャーリー・マクレイン演じる誇り高さゆえ煙たさもあるような女ピアノ教師マダム・スザーツカの姿を彼女に見出され弟子入りするロンドンの15歳の少年を通して描いた作品。ちょうど古きロンドンの町に地上げの波が…

ひまわりっ 7〜9巻 海月姫 1〜4巻

東村アキコさんのスタイリッシュだけどオタク愛に満ちた感じいいなぁ・・「ひまわりっ」と「海月姫」ー男性誌と女性誌の書きわけがまた上手!どちらも恋愛要素がちょっと入るのだけど恋愛もの苦手な私も応援したくなるいい感じ。ひまわりっ ~健一レジェンド~…

みうらじゅんの映画批評大全 2006-2009

みうらさん冴えている!ちょっとエロくておもしろく鋭いこの感じ町山智弘さんのpod castingをきいているときの気分にも似ている気がするが、映画秘宝系だからかな・・そこがいいんじゃない! みうらじゅんの映画批評大全2006-2009作者: みうらじゅん出版社/メ…

京都 朝あそび

朝に限らず楽しめる京都も美しい写真付きでたくさん載っていて、情報源的側面よりみて楽しむ要素も多かったのだけど、こんなに朝が早いんだ!と感心したお店もいくつか紹介されている。(よく朝以外の時間に行くお店ではとようけ屋山本の4時とか神馬堂の7…

ごはんのことばかり100話とちょっと

ばななさんの息子さんが2歳半から6歳になるまでの間に食にまつわることを少しづつ書きためていかれたものをまとめたもの。料理における引き算の大切さとか、シェフが主人公のお店のしんどさとか、「かもめ食堂」のフードコーディネーター飯島奈美さんの素…

スイート・チャリティ

フェリーニの「カビリアの夜」*1をアメリカでミュージカルにしたもので、ストーリーに純粋にはいりこめるのは「カビリア〜」の方なのだけど、ミュージカルの画面が大変凝っていておもしろく作ってあり別のみる価値が発生している感じ。60年代後半らしい風…