2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

罪とか罰とか

自分自身が最近静かな生活を送っているため最初ちょっとドギついか・・と思ったのだけどコワおかしいケラさんの世界にハマり、家人がいないことをいいことに自分の尺度で大いに笑う。舞台「フローズン・ビーチ」もこういうテイストだったなぁ・・ 一日署長っ…

マルタのやさしい刺繍

ストーリー自体はちょっとどこかでみたもののバージョン違い・・という感じもあるのだけど、日常生活の規範とは少し違う現実を生きている、よくゲイの友人とかであらわされる存在がこの映画ではアメリカの大好きなスイスの田舎の女性ですごく重要な役なのだ…

不思議な少年 8巻

今までまるで「笑うせえるすまん」のように皮肉な展開になってひやっとすることも多かったこのシリーズだけどこの巻は甘すぎなくキツすぎなくいい感じ。絵もとてもきれいだし。女優の出てくる話は、いろんな映画スターのことが頭に浮かぶ。山下和美さん映画…

大奥 第五巻

帯にあるけれどまさに退廃の世の綱吉。綱吉ってこうだったのかも・・という説得力に満ちてるなぁ。。だいたい男女ひっくりかえっているこの作品だが、忠臣蔵の赤穂藩の面々は男ということにしてあり、男の発想と女の発想の違いの事件という風になっているの…

印獣

wowowにて。前作「鈍獣」*1がとてもおもしろかったので期待しすぎて・・ちょっと不完全燃焼かな・・結構三田佳子とかぶるところも多い役を三田佳子にふって・・というところはおもしろいし、江戸川乱歩の「淫獣」のパロディーだなという設定もにやりという感…

一人息子

関心空間に登録があり、あらすじがきちんと書いてあったので貼付させてもらう。 関心空間: 一人息子テーマはオーソドックスだけど、ぐだぐだ悲しそうな音楽がかかるでなしタッチは基本ドライで、作品全体に諦観があふれていて(自分を見限ってはだめだ、とい…

シネマ・スクエア・レックをもう一度

伊勢の友人からいつも様子をきき、みせてもらうちらしなどで、一度行ってみたいと思っている進富座のオーナー水野さんが、一度映画館を閉館されて奥様のご実家の方で仕事をされていた頃にまとめられた本。伊勢神宮近くの古市は、成瀬巳喜男の「歌行燈」に出…

ひまわりっ 2巻・3巻

巻が進めば進むほど好きさがどんどん増してくる。会社の女性社員がコントにもつれこむシーンのパロディっぷりがレベル高くてとてもセンスいい。舞台が宮崎というのも夫の親戚が住んでいるもので、個人的にもさらに楽しめて・・ひまわりっ ~健一レジェンド~(2…

京都カフェ散歩

本のセレクトのセンスのいい美容院においてあって読んだのだけど、自分の好きなカフェがたくさんとてもいい味わいの写真とともに紹介されている。また一軒一軒の話がとても丁寧に綴られていて、読み物としてとてもおもしろく、この文庫本全体のつくりがとて…

おみごと手帖

中野さんの文章を読んでふれたくなったものー本では「ポストスライムの舟」(津村記久子著 講談社)ポトスライムの舟作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/02/05メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (124件…

チャンネルはそのまま!vol.2

佐々木倫子さんの作品を読んでいると、自分の使命(それは会社の仕事とは限らない)を果たすことってすてきだなぁと思わされる。人の顔のタッチとかもとてもいい。(とくに男の人。)チャンネルはそのまま! 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル)作者: 佐々木倫…

ママはテンパリスト2

またまたゲラゲラ声を出して笑ってしまった。3歳児の息子さんの尊大な姿、自分の子育て苦労を思い出して「わかるわかる!」とおかしくておかしくて・・ママはテンパリスト 2 (愛蔵版コミックス)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/06/19…

歩いても歩いても

期待されていた兄の命日に父母の家に集まる姉弟、その配偶者とこどもの物語だけどそれぞれの機微がすごく出ていてリアルだった。親の前で自意識過剰になって自然にふるまえないけれど、愛情をもってるからこその阿部寛演じる主人公の気持ちもすごくわかるし…