2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

秘密 7巻

今日本で起きている問題を彷彿とさせるストーリー。すごい洞察力をもった展開。怨念からの犯罪が描かれているのだけど応援したくなるこの感じは高村薫の「レディー・ジョーカー」を読んだ時の感じと重なる。警察の特殊な分野に勤める主人公たちと政治の表の…

チョコレートコスモス

「ガラスの仮面」に恩田陸が捧げたオマージュ、とかいうことで読んでみた。確かに「ガラスの仮面」が下敷きになっているなぁという感じはとてもした。そして恩田陸らしく、不穏な気配を出すのはすごくうまいなと思った。 また、これは野田秀樹?とか三谷幸喜…

ちはやふる 7巻

ぽっと出の名人、周防久志気になる・・わたしは余裕かます人に弱くて・・ちはやふる (7) (BE LOVE KC)作者: 末次由紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/11メディア: コミック購入: 6人 クリック: 77回この商品を含むブログ (134件) を見る

ひまわりっ 健一レジェンド、ママはテンパリスト

友人が東村アキコさんに最近ハマっているということで、まずは「ひまわりっ」からそしてそのあと「ママはテンパリスト」を読んでみた。どれも実話だそうで、「ひまわりっ」の方は大変子供っぽいお父さんに振り回された話、「ママはテンパリスト」は、軽ーい気持…

神去なあなあ日常

しをんさんの本を読む人たちから「なかなかいいけれど『風が強く吹いている』の方がさらにいいかな・・」なんて感想をきいていて・・ 確かに、林業の仕組みを頭に入れるのにちょっと読者が(って自分だけかもしれないけれど)手間取る部分があったり、途中まで…

外事警察

TV

友人からおもしろいと評判をきき、今日の一挙再放送をみる。1話見終わったところだけど緊迫していていい。脚本の古沢良太氏、どこかでみたお名前と思ったら「キサラギ」の脚本家だった。シャープな脚本を書く人だなぁ・・http://www.nhk.or.jp/dodra/gaiji/…

幸福

市川崑監督の1981年の作品。銀残しという特殊な現像方法で、とても陰影のある、ざらついた映像になっていて、水谷豊演じる刑事の家庭の、さびしさや地に足付いた感じがとっても出ている。水谷豊がこどもに対するあの感じ、テレビドラマでも感じていたが、な…

三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日

何冊か年末年始用に本を買ったのだけど、ほっとしたい気分の時は三谷さんの本が一番いい。サンシャインボーイズの人たちが集まって対談しているふろくがなかなかおもしろかった。三谷さんの厳しい演出、わたしからみればみな才能に恵まれて見えるサンシャイ…

新年あけましておめでとうございます

若い時は新年にぱりっとあいさつしたりする雰囲気が好きではなかったのですが、年をとってくるとなんとか無事今年も新年を迎えられた・・と素直に感謝する気持ちになります。まだまだですが・・写真は北の友人からおくってもらった光原社のとってもモダンな…