2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

とらばいゆ

小津安二郎監督の映画とそっくりなプロットが使われているのだけど、そのもとの映画より時代的なこともあってずっとリアリティがあって、現代に小津映画をおきかえたらこういう感じだよ、という気がし、今生きている人に向けて夫婦や家族の問題を説得力をも…

新選組

黒鉄ヒロシの同名漫画を市川崑が監督。いろいろな新選組ものをみてきたけれど、これは、新選組の面々を英雄視しなく、乾いたタッチでそれぞれの横顔を描いている。人間的な弱さも魅力のひとつとして。志ある若きものたちの様が、ぱっと咲いてぱっと散る花の…

逃亡日記

ベストセラーのコミック「失踪日記」がすごくおもしろかったもので、続編?と思って読んでみたが、失踪時代も含めた吾妻さんのまんが家人生をインタビュー形式でたどっていくもので、吾妻さんのほかの作品にふれていたらもっと実感を伴って読めたのになぁ・…

日本映画チャンネルで市川崑監督の作った京都の短編ドキュメンタリーをやっていたので録画してみた。(こちら参照。)禅寺、桂離宮、祇園祭などを紹介しているのだけど、すごくクールで常套的な京都紹介からは思いもかけない切り口で驚く。シナリオは谷川俊…

霊鑑寺

春と秋だけ特別公開している京都・大文字のふもと、鹿ヶ谷の尼門跡寺院。明治維新まで皇女や皇孫女が入寺されていたということで、その暮らしに寄り添うようなたくさんの植物が植わったお庭の風情が素晴らしいです。春には天然記念物に指定されている日光椿…

裏京都検定

入江さんらしく読んではじめて知り得るような京都に関するいい情報をおりまぜつつ、物申したい事柄への思いも綴りつつ、のおもしろい読み物になっている。「京都検定」のことをおちょくりつつも、京都に住む人の本当のメンタリティーを巧みにおもしろく描い…

セツの100本立映画館

セツ・モードセミナーの名前はよくきいていたが、セツさんの本を読むのははじめて。セツさんの審美眼にかなった映画を本当に愛情こめて語っていて、また映画に流れる思想もセツさんが感じたままに批評していて、セツさんのまっすぐな精神が感じられる楽しい…

スウィニー・トッド

魅了された。すごい黒光り。ゴシック調ミュージカルの音楽も、ジョニー・デップの怜悧で、美しい姿も。ヘレナ・ボナム・カーターとのぞっとするような魅力に満ちたデュエットが頭から離れない・・しばらく作品世界に酔いしれていたい気分。スウィーニー・ト…

アリスの恋、救命士

プチマーティン・スコセッシ祭。昔の作品の方がよかった・・などという声を時々きき、そんないわれ方って。。って思うこともあったのだけど、この二本に関しては1974年の「アリスの恋」の方が、1999年の「救命士」よりずっとよかった。「救命士」はいろんな要…

会津天宝おかずみそ

生協でこちらの「大葉みそ」を購入。ごはんにのせたり、おにぎりにいれたりもおいしいけれど、これでいためものを作ってもおいしい。しゃきっとした味わいで重宝。こどもにも夫にも大人気。 また会津天宝のサイトでは、毎月20名におかずみそのプレゼントを…