2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

17歳のカルテ

精神病院の話なんだけど、妙にきびしい管理体制かと思いきや案外ゆるいところもあったりして、寄宿舎もの、って感じも。アンジェリーナ・ジョリー、美しくて存在感ありすぎ。なんでも許してしまいそう。ウィノナ・ライダーが猫をかわいがっていたりしたらそ…

ハロー・ディア・エネミー! こんにちは敵さん さよなら戦争

ずいぶん前に友人がすすめてくれたもの。ジョン・レノンの「イマジン」がきこえてくるような・・ハロー・ディア・エネミー!―こんにちは敵さん さよなら戦争作者: グードルンパウゼバンク,インゲシュタイネケ,Gudrun Pausewang,Inge Stienke,桑田冨三子出版社…

ビッグ・ウェンズデー

公開した当時、「サーフィンの映画?縁なし」とか思っていたのだけど、その後、なかなかどうして、サーフィンとは無縁の人も楽しめるちゃんとした映画だという評判をきき、ちょっとみてみたいなと思っていたらwowowでの放映。60年代のサーフィン好きの若者…

モハメド・アリ

京都市の図書館で他の区のもっているDVDが借りられるようになりうれしくてたまらない私。(今まで自分が利用していた区の図書館はDVDを所蔵してなかった。)図書館の検索でウィリアム・クラインの撮った映画一覧をみていたらこれがあったので借りてみた。ア…

隠居宣言

読みやすいしおもしろいなとは思ったのだけど、テレビでインタビューをきいているような感じもあったかな・・興味深かったのは岡本太郎の評価。太陽の塔以降のことにふれて創作的体力がなくなると力んでしまうとか、芸術は美しくなきゃダメ、下手じゃ困る、…

コタンの口笛

アイヌの中学生姉弟が遭遇する時に心なごむ、時に過酷な出来事を通して、アイヌの人をとりまく環境を描いた映画。自分の生まれるちょっと前にできた映画だが、学校の様子、人々のあり方に、つくりものでないあの頃(昭和30年代付近)の雰囲気がにじみ出て…

めがね

はじめ、これはちょいと浮世離れしすぎてないか。。と思うところもあったのだけど、ふともたいさん演じるところの女性は、春の気配の象徴みたいなものではないかなと思ったらすーっとはいってきた。衣装などが出すぎないおしゃれでいい感じ。 めがね(3枚組) …

さくら隊散る

前にニフティの京都フォーラムでイノダコーヒや、錦のきのした、早朝の京都のお寺のすばらしさなど、いつも大人な京都の味わい方を親しみやすい文章で書いておられた尊敬すべき方がいらして、イノダが火災の後復興した時、イノダにお祝いにこられているとこ…

シュレック3

今回は一番大きなテーマが親子で、今までのよりはちょっと気恥ずかしい感じもあった。でも、場面場面は楽しくみられた。白雪姫の扱いにすごくウケた。あり得ない設定でなく、見方をかえればこうだもんな、って感じで。 シュレック3 スペシャル・エディション…

クラシックホテル案内

ソフィア・コッポラの作った「マリー・アントワネット」みたいなかわいい色合いのガーリーな表紙。表現が若いな〜と感じる部分はあったのだけど、一貫して背伸びしないで書かれている文章はそれはそれで心地いい。著者の甲斐みのりさんご自身があとがきでもふ…

キサラギ

TV大阪でみたもので途中CMも入り、ちゃんとみたといえないかもしれないが。。周りの評判通りすばらしかった。緻密な脚本と喪服の男たちの密度の濃い芝居。笑えるし揺さぶられる。小栗旬が解説で、「二度三度とみたらまた視点がかわってきておもしろい映画」と…

猛女とよばれた淑女

うーん・・・少し前に読んだ同じ斎藤輝子さんを書いた北杜夫の「母の影」*1のうまさを実感してしまうかな・・輝子さんに関しては愛情はあってもあまりつっこんだものにはなってないような。。。情報ゼロということもないが、こういう感じだったらいっそ、輝…

SLAM DUNK 

ついに31巻まで読み終わってしまった。いい終わり方だった! こどもたちにすすめられて、「スラムダンク10日後・・・」っていうストーリーもみた。いつまでも心の中に登場人物が生きている! http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=117463

ウン ナナ クール@京都

手芸好きの友人に教えてもらったのだけど、ワコールがやっているウン ナナ クールっていうお店のアップリケがすごくかわいくてちょっとした穴の補修なんかにいいとのこと。エストにある大阪のお店で一緒にみたとき買っときたいくらいだったのだけど、アップ…

フォーカスな人たち

80年代から90年代にかけて写真雑誌「フォーカス」にとりあげられた五人の人たちを見据えたミニ評伝、という感じの本。基礎になった雑誌に載った評伝の部分は鋭く読みやすい。しかし、単行本化や文庫化の時につけた説明の部分がどうも読みづらい。福田和…

ある映画監督の生涯

有名な作品なのでいまさら私がなにか書くのも気恥ずかしいほどだけれどとても楽しめた。字面や業績でしか知らなかった川口松太郎、永田雅一、宮川一夫、依田義賢の各氏などが語っておられる姿をみられるのもとても貴重だったし、懐かしい浦辺粂子さんのイン…

刺青

若尾文子の思いっきりの良さ。美しさ。彼女の肌の色と衣装のコントラストの艶っぽさ。若き佐藤慶、とてもかっこいい!脂ののり具合がちょうどいい加減の魅力である。順番は逆だが、色彩とか雰囲気とかちょっと「さくらん」を思い出した。刺青 [DVD]出版社/メ…

殺人の追憶

ポン・ジュノ監督の映画って*1人をひきつけ退屈させない事件的なできごとをすごく丁寧に撮っていって、その中でもともと英雄的でもなんでもない普通の人の描写をちゃんとしていくところが本当にすばらしく、深さとおもしろさのあいまったこの味わいが病みつ…

Tesoro

短編を集めたものらしいが、今まで読んだイタリアものや時代ものより、より身近な話題が多くて楽しめた。(あれはあれでかっこいいけれど。)TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008 (IKKI COMICS)作者: オノ・ナツメ出版社/メーカー: 小学館発売…

3月のライオン

羽海野チカのよいところは、自己表現がいろんな事情でできない人の感情の機微をひろっていくことだなぁ。モデルのいる登場人物に驚き。モデルがいると知ってなお魅力的に感じる。3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカ…

ネバーソープランド

斉藤美奈子さんのL文学のブックガイド*1に載っていて読んでみる。ちょっと詩みたいな感じ。いろんなものにまみれてこそ人生?ネバーソープランド作者: 小林エリカ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2001/03メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含…

ホワイトハンター、ブラックハート

「アフリカの女王」のときの制作秘話が原作の映画なんだけど、これじゃ大変だ・・・キャサリン・ヘップバーンやハンフリー・ボガードと思われる人々はとてもそれっぽかった。ホワイトハンター、ブラックハート【字幕版】 [VHS]発売日: 1998/05/21メディア: V…

宮藤官九郎の小部屋

webページに載っていた悩み相談コーナーに、大人計画の人の悩みをたして出版されたもの。クドカンと母が悩みに答えている。悩みはほとんど原文のまま載せてあるようで、投稿なんでちょっと読みづらい部分もある。クドカンの本としてのまとまり具合からしたら…

スラムダンク

今さらながらこの名作を読んでいる。気にはなっていたが、この夏引退試合を迎えるまでバスケ部だった長男が今年になってから買ってきて今わたしが読んでいる寸法。ひとりひとりの個性の描き分けがうまいし、緊張したシーンの中にはさまれる笑いが絶妙!一体…

無法松の一生

どんな暴れん坊の話かと思いきや、さわやかですてきなおはなしだった。運動会のシーン胸がいっぱいに。wikipediaによると内務省の検閲でカットされたシーンがあったそうだが、そこがカットされているためなんとさっぱりした話なんだとただただ感服。 宮川一…

神々の深き欲望

因習、情念、欲望にしばられる人間たち。人間の思惑なんか関係なしの大いなる力の影。迫力があり退屈させない約3時間。カメラもねっとりとかっこいい。今でこそポピュラーになっている島唄のもともとの姿をみた感じ。神々の深き欲望 [DVD]出版社/メーカー: …

裸の島

音楽はあるけれど、登場人物がしゃべらないモノクロムービー。自分に課せられた日々を送っていく姿はどこかイタリアかどこかの映画をみているような気分に。せりふがないのと音楽の感じが大きいのだろうな。ただ繰り返しがとても多く、(先日見た新藤監督の…

かなえられない恋のために

山本文緒さんの本が大好き*1でこれも買ったのだけど、さすがにおばちゃんが読むには気恥ずかしいタイトルでほったらかしにしていた。先日「RURIKO」*2を読んで、なんかふと昔読んでた系の本が読みたくなり読み始めたら、大変しっくりくる。別に恋愛に悩んで…