2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ワタシは最高にツイている

まるでもっと取り澄ました全然違う人の本みたいな繊細で美しい表紙。。でもタイトルから推測されるように中身はいつものおもろい小林聡美さんのエッセイだった。ターシャ・テューダーの映像に影響を受け、最近庭作りに精をだされているからかな。(その気持…

ローラ殺人事件

父が学生時代大好きだったそうで、DVDが売っているのをみて欣喜雀躍。モノクロでクラシックなんだけど、それぞれ役者さんが達者で入り込める。今まで自分がみてきた映画の中ではエルンスト・ルビッチのものをみている時みたいなテイストを感じた。ミステリー…

さらば箱舟

土俗的で、幻想的で、飛躍していていて、ねばっこくて。。まさに寺山修司の世界。ひとつ間違えると現代ではなんか白々しくみてしまうおそれもあるほどの品なんだけど、山崎努の迫力は余計なことを考えさせない。さらば箱舟 【低価格再発売】 [DVD]出版社/メ…

春の日のクマは好きですか?

ペ・ドゥナのすんでる部屋、衣装、図書館のデザインなど美術はとてもよかったが、おはなしの構成はちょっと雑・・雰囲気はいいのだけど、粗いつくりのトレンディードラマのようで。。春の日のクマは好きですか? [DVD]出版社/メーカー: アット エンタテインメ…

母の影

先日「徹子の部屋」に北杜夫さんと娘さんが出ておられた。娘さんが祖母斎藤輝子さんのことを書かれた本が出版されたそうで、輝子さんが「徹子の部屋」に出てこられた映像も流れていた。そういえばわたしもテレビか雑誌などの媒体で同時代人としての輝子さん…

NAGISA

原作は主人公がもっと大きくなっていくみたいなんだけど、一夏のことに絞った本作は和製「なまいきシャルロット」*1って感じ。どうして主人公がザ・ピーナッツの曲を歌うんだろう。。と疑問に思っていたのだけど、60年代が舞台らしい。それならわかるんだけ…

TRÖLL〜フランジパニ

windshipさんがボードで 今日は、息子の休日参観で、その帰りに、スガマチ食堂で、お昼には早くてもお茶でも、と目論んだのですが、12時開店で、あえなく退散となったのですが、少し西にある「TRÖLL」という小さな服屋さんをのぞいて見ました。 これがもう…

なかむらるみさん

泉麻人さんが一緒に仕事される方っていい味のイラストを描かれる方が多いなと思う。有名どころでは蛭子能収がイラストをつけたものとかも楽しい仕上がりだったけれど、泉さんの仕事を通して知ったのがこのなかむらるみさんと、佃二葉さん。クラシックな味わ…

W.Boleroが京都伊勢丹 期間限定実演販売

関心空間の中でも名物のアイアシュッケのことでたかはしさんがとりあげておられる滋賀の素晴らしい洋菓子店W.Boreloが京都伊勢丹で期間限定実演販売をしています。今週の水曜からはじまっていて来週の火曜日まで、地下洋菓子売り場ダニエルの裏ということで…

天使の恍惚

初若松孝二体験。山下洋輔のジャズとストーリー展開はちょっとヌーヴェルヴァーグっぽくもある感じ。若い時の自分だったらつき動かされそうな何かがあった。でも、中年のわたしにはなんだか非生産的にうつってしまった。そんな感想では身も蓋もない感じなん…

書を捨てよ町へ出よう

なんか大学生(80年代初頭)のときみた小劇場でのお芝居みたいだった。妙につきつめてしつこいほど盛り上がって。多分わたしがみたそれが、寺山修司の影響下にあったりしたんだろうなあ。その当時はそれが大好きだったんだけど、中庸な大人になった今はち…

「三島由紀夫」とはなにものだったのか

読むのにずいぶん時間がかかった。橋本治の本を読むのは好きだけど、浅い理解をしているようで感想を載せないままになってしまったりする。この本もなんだかそうなりそうな空気もあるんだけど、とりあえず恥を忍んで記録。「三島由紀夫」とかっこ書きのタイ…

ハチミツとクローバー

原作よりこっちの方が好き。軽い気持ちで録画していたが、はじまりの桜井君の言葉、そこにのっかっている音楽をきいてすっかり映画の世界にひきこまれた。美大の学生たちの周りに漂っているピアノの音楽や、それぞれの個性がみえる部屋などがとても美しく構…

しゃべれどもしゃべれども

東京の下町の風景がとてもきれいな映画。主人公の住んでいるおうちからしていいムード。しきりにキャストが「やさしい映画」といっていたが、確かにくたびれている時にみるといい感じ。平山秀幸監督は、職人監督ときいたことがある気がするが、何をとらせても…

さくらん

映画*1も楽しんだのだけど、簡単にまとめてあったんだなと実感。これからどう広がっていくのか、どうとでもなれる可能性をもってるんだな、実際の主人公は。さくらん (KCデラックス イブニング)作者: 安野モヨコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/11/05メ…

Water.

魚喃キリコさんのコミックを読むのは4冊目くらいだと思うけれど今まで読んできたのよりちょっと生硬な印象をもった。あとでデビュー作と知って納得。でも魚喃さんのコミックはどれも説得力があってよろしい。 Water. (Mag comics)作者: 魚喃キリコ出版社/メ…

COW BOOKS

暑くてなかなか外に出なかった一日。夕方になってから買い物ついでに昨日の日記にちらっと書いた恵文社の駐車場の屋台に。昨日は文具のことだけ書いたのですが、神戸の文具と目黒の有名なCOW BOOKSというところが並んでお店をだしておられました。(というか…

オーレ・エクセルと北欧デザイン展

今年のカレンダーはスェーデンのグラフィック・デザイナー、オーレ・エクセル。雑貨屋さんでみつけて一目ぼれしたもの。友人が誕生日プレゼントとしてオーレ・エクセルのマグカップをくれたことから、恵文社で今オーレ・エクセル展を開催していることを知る…

オーレ・エクセルと北欧デザイン展

今年のカレンダーはスェーデンのグラフィック・デザイナー、オーレ・エクセル。雑貨屋さんでみつけて一目ぼれしたもの。友人が誕生日プレゼントとしてオーレ・エクセルのマグカップをくれたことから、恵文社で今オーレ・エクセル展を開催していることを知る…

善き人のためのソナタ

抑制がきいていて、盛り上げるためのくさすぎる演出、ご都合主義な感じがないところがとてもよい。かといって重苦しくもなくわかりやすくその加減が大層良い。善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2…

ツォツィ

勝手に持っているアフリカのイメージがかわる映画。DVDジャケットの感じよりリアルでおもしろい。それぞれの少年少女たちの描き分けもしっかりしている。いかにもセットにみえてしまう瞬間もあったが、少女の部屋などすごいきれいな造形の部分がある。ツォツ…

大日本人

すごくまっちゃんらしい映画。まっちゃんの中でずっとあっためてきたものを映画にしたって感じがすごくある。悲惨さと隣り合わせの笑いを静かに描いていたかと思うと最後含羞をこめて落とし込む。。みたいな。。★掲示板の過去ログを整理していたらsumiちゃん…

ニワトリはハダシだ

舞鶴の歴史や伝統を背景に、破天荒だが一本筋の通った精神で展開する骨太な映画。ストーリーの筋立て、音楽の使い方もおもしろいし、出てくる人たちのおためごかしじゃないセリフがリアルだ。ニワトリはハダシだ [DVD]出版社/メーカー: GPミュージアムソフト…