2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ドリームガールズ

調子のいい先輩になんともいえない魅力を感じていたらエディ・マーフィだった。ソウルの歴史みたいなのも感じられ、リアルな感じがすごくする映画。モデルがいるのではないだろうか? 音楽と踊りにどんどんひっぱっていくストーリーがからめてあるうまい展開…

サン・ジャックへの道

コリーヌ・セローっていい監督だなぁ!と、みたのは「女はみんな生きている」*1とこれとたった二作なんだけどほれこんでしまった。人間のいやらしさも十分知悉したうえで、人間を愛するような感じがすごく好ましい。フランスらしい、個の強さ、カトリック教…

森のリトルギャング

ディズニーのものにくらべたらドリームワークスのアニメはキャラクターの造形がかわいらしくないっていうのがひとつの特徴だなとずっと思っていたのだけど、これは珍しくかわいらしい。最近の作品にはどんなキャラクターが登場しているのか知らないが、自分…

盛岡デザイン

冬のある日、盛岡の友人が白龍のじゃじゃ麺を送ってくれた。包み紙からして盛岡っぽいかわいさでいっぱい!(写真参照)盛岡のデザインって本当にいいなと思うことが多いです。よく訪れている盛岡の雑貨店hinaのサイトにもかわいい盛岡デザインが紹介されて…

ノラネコの研究

散歩をしているときいつもあう猫、庭にいつも決まった時間に来る猫、そんな猫たちにあうとみかけていない時間はどうしているのか、一日のタイムスケジュールが知りたくなる。この本はそんな猫好きさんの希望にこたえたもの。フィールド調査の仕方も学べるよ…

ピンチクリフグランプリ

こどものころ夢中になった「チキチキマシーン猛レース」、おとなになってからみたらなんかテンポが悪くて「あれ?」という感じだったのだけど、この映画は同じレースものだけど、おとなの目でみて退屈しない。なんといっても丁寧に作られた造形物のすてきなこ…

クレージー作戦 くたばれ!無責任

無責任シリーズがあまねく知れ渡ってセルフパロディ的に成熟した作品といえるのかな?いつもとちょっと趣向の違う始まり方がおもしろかった。車の場面が何回か出てくるけれどまだ舗装してない道路もでてきたり、時代を感じて楽しい。先日見た「日本一の色男」…

お散歩ブック

かわいらしく味のある絵と横に添えられた文章があいまってすごい魅力をかもしだしている。映画館でも喫茶でもいろんな世代の人がきている場所がお好みだったり、古い洋傘店にぐっときたり、なんだか「そうそう私もそう思う!」と思うようなことがいっぱいの…

はっちゃんち。

のら猫が増えすぎないように、手術費をだしあったり生活の面倒をみてあげたりしているボランティアの人たちに守られていた公園猫から八二一さんの猫になったはっちゃんの写真集。愛情があるのにべたべたしていなくかっこいい!白黒猫に弱いわたしにはとって…

猫さまとぼく

この「岩波フォト絵本」というシリーズは写真がうつしだす時間と暮らしをテーマにした社会科絵本ということで、思春期を迎えるこどもと両親を対象につくられているよう。この本も動物写真家として、特に猫のシリーズで有名な岩合さんが今のような風景込みの…

破戒

なんの気なしにみはじめたのだけどこれは映画としてもすごい名作!(本も未読なんだけど。。)宮川一夫カメラマンの撮影は影絵のようだったり、人と人の配置も決まっていてとてもかっこいい!市川雷蔵、杉村春子、中村雁治郎(このひとがお坊さんの役をした…

クンドゥン

ちょっと前にwowowでやっていたマーティン・スコセッシ特集で録画したもの。ダライ・ラマ14世の誕生から国外脱出までを描いたものなんだけど、今のときにぴったりで・・はじめなぜスコセッシが、チベット仏教を撮るのかと思ったのだけど、終始宗教と少数派…

48時間

はじまりはかさかさしていてすごく好みだったのだけど、ちょっと80年代マッチョな感じも・・だけど、それが逆に自分の生活とかけ離れているからこそ楽にみられるいう部分は大いにある。相棒ものっていうのはなかなか好みの分野だ。ニック・ノルティってこ…

恐れを知らぬ川上音二郎一座

wowowで。ユースケ・サンタマリアって意外と男っぽい色気のある俳優さんだなぁ。新発見。今井朋彦さんと浅野和之さんの場面に釘付け。テレビドラマとは違う舞台ならではの魅力がすごく出ていたと思う。浅野さんがらみのオチに笑う。ルビッチの「生きるべきか…

「うちの玄米ごはん」

2/29の日誌にアルフさんがコメントをつけてくださったのに喜んで、もう一冊高山なおみさんの本で愛用しているものを登録。タイトルで玄米ごはんを炊いていない人を遠ざけてしまいそうだけど・・白ごはんでも雑穀入り米でもOKなごはんもののレシピ集。和風…

まるさわ 二度熟成醤油

今まで醤油の味に対してさして敏感でもなかった私だったけれど、京都・澤井醤油本店の「二度熟成醤油」をいただき本当に目が覚めました。なんともまったりとおいしい。特徴のない焼き魚もこれをつけた途端に大変身。調味料ってこんなにも食材をひきたてるも…

処刑の部屋

ちょっと前に起こった大学サークルの事件を思い出させるためずっと主人公に冷ややかな視線でみてしまった。一番共感できたのは超古臭い人間として描かれていた主人公の母親。処刑の部屋 [DVD]出版社/メーカー: 角川ヘラルド映画発売日: 2007/01/26メディア: …

ダーウィンの悪夢、バベル

「ダーウィンの悪夢」は、だいたいの概要を本で読んで興味を持ってみたのだけど、アフリカのビクトリア湖が「ダーウィンの箱庭」と呼ばれた程豊かな生態系を持っていた、という部分の知識がまず不足していて、またとても品の良い手法でいまどきのテレビみた…

クィーン

この映画に描かれていることに立場が違う人がみれば異を唱えることもあるかもしれないけれど、この映画の作られている根本精神が私は大好きだ。安っぽくあおりたてる涙への批判。「太陽」*1だとか「日本の一番長い日」*2だとか、上にたつひとのオフィシャル…

市川崑物語

岩井俊二監督って、結構好き嫌いの分かれる監督のような気がする。そして、私は。。ずるい書き方だが、「花とアリス」*1とか部分的にはいいと思っているという感じ。この作品は、市川崑の作品と生涯はざーっと見通せるのだけど、時々岩井監督への批評として…

鹿男あをによし

万城目氏の作品は爽やかでいいなぁ。。愛すべき登場人物群!そしてたたかいのシーンでは、戦闘ものにまるで興味がない私なのになぜか毎回目頭が熱くなる。鹿男あをによし作者: 万城目学出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 6人 ク…

ディパーテッド

情けないことに、途中までディカプリオとマット・デイモンがごちゃごちゃになってしまい、雲をつかむような気分でみてしまった。(途中からはっと気がつき、整理され、そして頭の部分をもう一度みて、味わえたような次第。)理解したらなかなかおもしろかっ…

松ヶ根乱射事件

信頼おける人がほめていたけれど・・そういうことだったのか!山下敦弘監督は人間の機微を描くのがうまいなぁ。。ずっとみていきたい監督!家族のいる場所ではみにくいような映画だけどみたあとずっと新井浩文の演じた役の息遣いをすぐそばに感じながら時間…