2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エコール

全編あやうい雰囲気が流れていた。でも部屋の色調とか自然の写し方とかなかなかきれいでみていて楽しい。エコール [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/04/04メディア: DVD購入: 9人 クリック: 743回この商品を含むブログ (196…

日本のいちばん長い日

玉音放送の出てくる映画だとかドラマだとかは今まで何度かみたけれど、想像力の欠如と勉強不足からそれが粛々と行われたような錯覚に陥っていた。放送が執り行われるまでの内閣、宮中、軍、放送局などの動きが克明に描かれていて*1このようなドラマがちりば…

グ印関西めぐり(濃口)

著者のグレゴリ青山さんは1966年京都生まれ。だから、63年生まれの私と同じ時代を生きてきたなと実感できることが多い。この本では往年のテレビ番組「兼高かおる世界の旅」。再現してパロディーにしてある作品がいくつかあるが、大ウケした。あと旧橋本遊郭、…

Danza

オノ・ナツメさんのコミックはくどくどせりふで説明しないところが粋なんだけど、ときどきその沈黙の言葉が読み切れないときがあって。。この短編集は幸いそういう状況に陥らず、とってもわかりやすくおもしろかった。どれも男同士のそれこそいちいち言葉に…

きのう何たべた?

弁護士と美容師のゲイカップルの日常をかわいらしく描きつつ、その日常の核となっている弁護士のつくる料理についても読んだ人がすぐにためしてみられるようレシピとしてあげてある本。いかに安くおいしい料理をつくるか、それがしみったれた形でなく、利己…

乙女みやげ展

恵文社の生活館ミニギャラリーで開催中の乙女みやげ展をみにいく。去年11月に刊行された甲斐さんの「乙女みやげ」という本に掲載されたもの中からよりすぐりのものが集められ売られている展覧会。本の方も一緒に買った。本の方には山形旅行したとき心にと…

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は

終盤ストーリーが小津映画みたいだな、って思いながらみていたけれど、はじめの方のかわったしゃべり方も含めてこれは小津映画のパロディーだと指摘されている方もネットにおられて、なるほどあの不自然なしゃべり方はそうだったのかと思ったり。。。*1スト…

乙女みやげ展

恵文社の生活館ミニギャラリーで開催中の乙女みやげ展をみにいく。去年11月に刊行された甲斐さんの「乙女みやげ」という本に掲載されたもの中からよりすぐりのものが集められ売られている展覧会。本の方も一緒に買った。本の方には山形旅行したとき心にと…

雪の日のおさんぽ

windshipさんがボードで 雪の舞う一日でしたね。 午後から、ふと思い立ち(お誘いしようかと思ったのですが、自分の気まぐれも恥ずかしく自制いたしました^^;)京福電車で鞍馬まで行ってみました。北に向かうほど激しく降ってきたのですが、貴船のあたり…

吉野朔実の。。

吉野さんの「シネコン11」を読み終えた後、「本を読む兄、読まぬ兄」を。この吉野朔実劇場という「本の雑誌」の連載は値段の割に高めで、絵本を一冊買ったような感じなんだけど、内容があるし、なんか見知らぬいろんな本を読みたくなって心の世界が広がる感じ…

さらい屋五葉

不景気な若侍さんが主人公の物語。なぜか読むのに時間がかかったが、3巻まで読んで若侍の故郷でのこととかにひきつけられるようになる。さらい屋五葉 第1集 (IKKI COMICS)作者:オノ・ナツメ発売日: 2006/07/28メディア: コミック

厭々日記

中野さんのサンデー毎日の連載コラムが年末にでるのをある年からはずっと買ってるのだけど、この厭々日記が出た98年あたりはまだ買ってなかった。古本屋さんに出ていたので買ったが9年前のことで賞味期限が少し心配だったけれど大丈夫だった。ああこのこ…

私は二歳

よい評判をきいていたのだけど本当にかわいらしい映画だった。原作者の松田道雄さんの「育児の百科」は自分が育児した時のバイブルだった。のびやかに子供と親を応援する感じでとてもすばらしい本。で、この「私は二歳」は読んだのだったかどうか忘れたけれど…

京の洋菓子工房 LIMOUR

大通りをはいったところで隠れ家のように営業されている町家のケーキ屋さん。暖簾をくぐるとぴかぴかのショーケースに丹精こめて作られたケーキが並んでいる。最近イートインができるようになり、おじゃましましたけれど、テイクアウトコーナーから靴をぬい…

きらきらひかる

P-のりさんがボードで 先週、晴れた日の昼に、上賀茂の賀茂川沿いにある「きらきらひかる」という店に行って来ました。 川べりの大きな窓から、川面がそれこそキラキラ光っているのを 眺めながら、オーナーが自ら大原の畑で作った野菜を炊いたり、 漬けたり…

トンネル

ベルリンの壁に関する物語で、ずっと緊張感がみなぎり、出てくる人も皆真摯。群像劇になっているのだけど、気持ちが一番わかったのは、愛する人の弱さを知ってしまった悲しみ。単純に悪と思うものに立ち向かって行けるならまだいい、一番ツラいのは精神の土…

本日、東京ロマンチカ

毎年恒例のこのコラム、一年をふりかえるのにちょうどいい。去年の8月にNHK衛星でやっていて楽しんでみた「暖簾」、わたしもみて楽しかった*1のだけど、中野さんも楽しまれたなんて書いてあって遅ればせながらの同時性に喜んだり。そのあと読まれた原作に、…

鉄コン筋クリート シネコン111

「鉄コン筋クリート」は評判をきいていた蒼井優の声がすばらしい!なんかずっときいていたくなる。原作を読んだのがずいぶん前*1だったので、「こんな終わり方だったっけ?」って感じ。あとで、吉野朔実の「シネコン111」のこの映画に関するところを読んで…

カポーティ

フィリップ・シーモア・ホフマンが今までとはまたちょっと違ったスタンスで活躍しているのはたいそううれしいし、ずっと気をそらせないのだけど、カポーティのほんとの心情にはいまひとつ自分がせまりきれてない気分。もう少し研究したい。ネルという登場人…

元田中カフェ行脚

P-のりさんがボードで 年末の休みを利用して、「weekenders」と「zanpano」と「LIMOR」をトライしました。 weekendersは、ぽんさんの記事を拝見して以来、いつか行きたいと思っていたのですが、やっと念願叶いました。 何かの珈琲専門誌も載っていて、ここの…

イージーライダー

子供のころみたおぼえがあって、いつかもう一回見ようと後回しにしていたのだけど、今回みて、子供のころみたのなんかカウントできない、ということがはっきりした。ヒッピーとかLSDとか。。ディープサウスの男たちのマッチョぶりとか。。。子供のころでは理…

未来講師めぐる第一話

TV

今日はちょっと妙に人恋しいような気分になりそうになったが、昨日からはじまった「未来講師めぐる」の第一話をみてすっかり元気になった。この前の日記に書いた文春の宮藤官九郎の記事にも、地井武男さんの「ちい散歩」のちいちいバッグのことが出ていたのだ…

未来講師めぐる

医院で週刊文春のクドカンの子育て日記を読むのを楽しみにしている。子育てものって、なんか単なる親ばか?みたいなのもあるけれど、クドカンのは子供への愛情がいっぱいなのに笑えて、ほんと彼のドラマや映画の作品をみているみたいだ。で、今週も待合室で…

雪国

原作を読んだのはかなり若い時。その時の印象は駒子がしっかりしていること。葉子ちゃんという子がちょっと。。ということ。男はなんだかわからないが、駒子は一人で生きていけそう。。みたいな感想だった。そうそう、駒子のタンスの中がとてもきれいで人柄…

「ル・クルーゼ」でおいしい和食

年末に手に入れた琺瑯なべBRiCO。一緒に買った本はどれもおいしいので、同じ著者のこの本を買う。洋風の豚汁とか、はじめごろごろと芯入りのキャベツがはいっているのをみてみためどうかな、って思っていたのだけどものすごくおいしい!芯まで食べてしまった…

大奥3巻

基本的には歴史SFとしてこの「大奥」を読んできたのだけど、この巻で春日局にいたく興味をいだき、調べてみたら、この作品に出てくるお万やお楽という名の人も実在したらしく、史実として知られていることと照らし合わせてほんと上手にその人物たちを描いて…