2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

田園に死す

今更ながらこの有名な作品を鑑賞。しんどかったらどうしよう。。と思いつつだったが、めっちゃくちゃおもしろかった。 なんか大学はいってすぐ東京でアングラ劇とかATG系の映画をはじめてみたときのわくわく感がよみがえった。(新宿っぽい景色もでてきたし…

チーム・バチスタの栄光

はじめ「このミス」大賞になったときのタイトルはちょっと違うものだったみたいだけれど、これはほんと改題して成功!だと思う。どっちにしろ最初「チーム・バチスタ」といういいかたをきいたとき、まさか病院の話とは思っていなかった。(そこがミソだろう…

非常線の女

ネットでほかの方の感想をみてもやはり出てくるのが、田中絹代があばずれにみえないこと。あとこれもほかの方もかいておられるのだけど岡譲二という男性はすごくぱりっとしていて、戦前の小津映画にはこういうかっこいい男性がよくでてくるなぁと思った。コ…

東京の宿

小津監督の映画はいろいろな一連のシリーズがあって、そのひとつに、喜八ものっていう下町風のおじさんのおはなしがあるらしい。ちょっと前に「出来ごころ」という喜八ものをみて、喜八っつあんの、いい加減なようなほほえましいような突貫小僧の子育てぶり…

コーリャ、愛のプラハ

センチメンタルなにおいのする邦題で、これ、監督が知ったらどう思うかな。。だって極力センチメンタルなのりを排除して話がすすんでいってそこがいいのに。俗っぽいところでいっぱいの主人公の姿がとってもいいし、プラハの風景、映画の中の色彩がとっても…

インサイドマン

途中まではすごくよかった。はじまり方とかNYの景色とかの撮り方とかまたまたとってもよくて、そして細かい設定などにスパイク・リーさすが目端が利いているな、大予算映画でも訴えたいこと訴えてそれぞれの立場をきっちり描いてかっこいい!なんて思ってい…

海の仙人

絲山さんの本っていろんな傷をかかえているけれど、その傷を被害者ぶってみせようとはしない友人みたいな感じ。そんな傷のことなんか全然意識せずに仲良くなるんだけど、その傷はその人の根幹であり、その傷と共存している友人の姿が自分の励みにもなるよう…

コレクター

子どもの頃テレビで見たときは、何だか気味の悪い映画、という感じだったけれど、大人になってその後のテレンス・スタンプの映画をみるようになり、またこの映画の主人公に肩入れしたような文章を読み、気を取り直して観た。子どものときはただ被害者として…

まほろ駅前多田便利軒

楽しく読める部分もあるんだけど、なんかテレビドラマをみてるみたいでさらりとしすぎと感じる部分もあり。。まほろ駅前多田便利軒作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 114回この商品を含むブ…

ニート、沖で待つ

「逃亡くそたわけ」*1を読んでえらく感動したので「ニート」を読んだけど、ニートな人物がもうひとつ「くそたわけ」ほどの魅力がなくてちょっと弱かった。ただ、ものすごいヤツなんだけど「愛なんかいらねー」の男はなんかちょっと振り回されそうな色気があ…

頑張れ!グムスン

「ほえる犬は噛まない」*1での走りっぷりが素敵だったからか全編ペ・ドゥナが走りまくる。それはいいんだけど、コメディーなんだけど、どうもテンポがあわないというか、大げさすぎてすべっているというか。。あんだけペ・ドゥナが走り回っているのにもった…

デトロイト・ロック・シティー

先日会ったweetabixさんが今はまっているコミックが「デトロイト・メタル・シティー」ということをおっしゃって心にとめていたのだけど、ビデオ屋さんに行くと似た名前の映画があるもので借りてみる。この映画はロックバンドkissの大ファンの男の子たちがkis…