2004-07-01から1日間の記事一覧

水玉の幻想

この本はチェコのカレル・ゼーマンの同名のアニメ作品にインスパイアされて作られたようなことを読んだことがある。万華鏡をのぞいているようなおもしろい写真集。中高時代に美術の時間にコラージュの課題が出されてもうまく作れなかった私だけどつまりコラ…

シンドバッドの冒険

文と絵を手がけたルドミラ・ゼーマンはチェコの映像作家カレル・ゼーマンの娘さんでカナダに移住して「セサミストリート」をはじめとするアニメの制作に携わったり、絵本の仕事をされたりしているとのこと。冒頭にも父カレル・ゼーマンの映画への献辞がかか…

もぐらとじどうしゃ

クルテクの映画をみても もぐらくんというのはとっても夢見がちでいろいろなことを夢想し、それに一生懸命になるタイプなのだけどこの「もぐらとじどうしゃ」でも自動車に乗ってみたい気持ちでいっぱい!うまくいかないときのしょげ具合もすごい。。とっても…

もぐらとずぼん

「クルテク」という、この絵本と同じおはなしのチェコアニメがあるけれど、どうもアニメ作品が先でそのあと絵本がうまれたみたいだ。(絵のタッチもそういう感じだし、検索してもそういう感じで書かれているサイトが多いので。。絵の担当の方はアニメーショ…

きりのなかのはりねずみ

ノルシュテインの絵画のようなアニメーション映画を絵本にしたもの。映画をみたときから一枚一枚を飾っておきたいような絵だなと思ったのだけどそのように考えたひとが他にもいたのかな。。画面がそのまま絵本になっている感じ。ストーリーは映画の方がいろ…

きつねとうさぎ

ノルシュテインの短編集をみたとき、特にそのとぼけたようなタッチがいいな、と思ったのがこの絵本にもなっている「きつねとうさぎ」だ。ロシアの昔話だけあって、素朴でいてなんだかおしゃれなようなきびしそうでいて、のんびりしているような、おもしろい…

ガクの絵本

カヌー乗りの野田知佑さんが行動をともにした犬、ガクが主人公の「ガクの冒険」という椎名誠の映画があったけれど、この本はその続編にあたる「ガクの絵本」という短編(和田誠監督)をベースにした絵本。ガクに関する映画は全然みていないのだけど、ガクが…

ペンギンカルテットニューヨークへ行く

おとうさんペンギンたちがたまごをあっためている間じっとしているのは退屈と、演奏旅行をすることにする。そして自分たちにふさわしいしぶい音楽といえばニューヨークということで、ニューヨークに行く。ニューヨークの街角にウディアレンのそっくりさんが…

ロッタちゃんのじてんしゃ

もうひとつの「ロッタのひみつのおくりもの」とくらべてすごくポップな絵、いきがった風のロッタちゃん。映画はこっちのイメージに近いと思う。この絵本から抜け出したみたいなシーンもあった。そしてこちらの絵 どれをとっても部屋にかざっておきたいほどか…

ロッタのひみつのおくりもの

こっちのロッタは映画よりよい子。そして「やかまし村のクリスマス」の絵本の人が絵をつけたらしい牧歌的な絵。訳の雰囲気も上品になっている。「ロッタちゃん はじめてのおつかい」の映画の中でもかわいらしく表現されていたイースターのおはなしが、また違…

やかまし村のクリスマス

映画「やかまし村の春夏秋冬」に出てきたクリスマスのエピソードの原作なんだけど、本の方がエピソードの紹介が詳細で大人が読んでも楽しい歳時記のような感じになっていると思う。もちろんとてもわかりやすくこどもにも、なんて楽しそうな雰囲気なんだろう…

あかいふうせん

とても有名なフランス映画「赤い風船」。その名画をもとにして、いわさきちひろさんの絵と岸田衿子さんの文によって絵本になったのがこの本。いわさきちひろさんはちょうど自分が11歳くらいの時になくなられあまりに評判になり、その絵が有名になりすぎて…