2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小樽のおみやげ

主人が小樽に行くので、小樽のさとみんさんにおたずねしたら答えてくださる。 小樽のおやつ・・・悩むんですよ、これが。 というか、特に名物ってないんですよねー。 「花園だんご」とかあるけどお団子なら京都にもありますよね? 私がお土産にしちゃうのは…

ラヴィ・ド・ボエーム

自分が今までみたカウリスマキ作品の中でも一、二を争うくらいいいと思う。 夢先行型の芸術家の三人の男、男同士の、こなれた感じの雰囲気も、ちょっとした気遣いもすごくチャーミング。 これじゃダメだろう。。って感じのおかしさも、変に感傷的でないけれ…

華日記 昭和生け花戦国史

本家の早坂暁さんの書かれるものがわたしは大好き。(ドラマとしておもしろいし、豪快ですぱっとした話も多い。)この本は生け花雑誌の仕事もされていたという早坂さんの経歴をいかした、生け花の世界の著名人(詳しくないわたしでも名前だけは知っているよ…

少女スタイル手帖

昭和40年代のこどものうちにはいつもあったフランス人形とかがすばらしい紹介の仕方がされていて、こうみせればかわいいのだなぁと新たな魅力も発見したり、なつかしさもいっぱい感じたが、ただ博物館的にならべてあるのでなく、作者の披露してくださって…

木村伊兵衛 昭和を写す

シリーズで4巻まで出ているようなのだけど、2巻まで目を通したところ、戦前から戦時中、そして戦後の写真が、まるで映画の一シーンのように物語性をおびて写し出されていて、インパクトがある。資料としてもとても貴重なものだと思う。それが、文庫という…

三谷幸喜のありふれた生活2 怒涛の厄年

厄年。。自分も体験したことがあるのだけど、ちょうど体や社会的立場の節目にあたりいろいろなことが起こりがちな年だ。でも「厄年」と名付けたとたんにめげてしまいそうな部分もあるのだけど、作品にもあふれているいつものユーモアあふれる精神でなんとか…

松風の家

この本は京都の茶道の家元「後之伴家」での明治時代以降の出来事ということになっていて、一応フィクションの形はとっているけれど、モデルがはっきりわかるし、よくここまで書けたなぁと感心する一方、いろいろと関連本なども読みたくなるほど当時のことが…

失敗成功中くらい

「たのもしき日本語」*1の成功のあと同じメンバー行われた新シリーズ。散策しながらの無理矢理ものごとを「失敗」か「成功」か「中くらい」であるか、勝手にきめつけしゃべっていく形式になっている。吉田さんの笑い等へのセンスの厳しさ、的確さなんかもう…

おすぎのいい映画を見なさい

この本は1988年からおすぎさんが北九州の情報誌に書いてこられたものをまとめたもので3巻になっている。毎回ひとつのテーマに沿って、古典から最新作まで映画の紹介しておられ、古典がまざっていることでかえって10年前のものでも古さを感じない。そ…

ぬるーい地獄の歩き方

なんかタイトルといい、すごい感じの表紙といい、とっつきにくい方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでみればいろいろな人の人生でのちょっとキツかった体験を、「ぬるい地獄」としてきいていくおもしろい本だった。(子役システム、昆布漁、付き人et…

東京100発ガール

小林聡美さんの結婚される直前までのエッセイをまとめた本。写真付きで軽妙なはなしがとびとびの日記風につづられていて、お仕事のこぼれ話も楽しいけれど、女優業というところを離れた家族旅行だとか趣味の園芸のことだとか日常のことをこまごまと書かれた…

フランソア喫茶室

windshipさんがボードで 久しぶりに阪急電車に乗って昼過ぎに河原町に戻ってきて これも久しぶりにデパ地下をうろついたあと 急に、これまた久しぶりに「フランソア」を思い出し行ってきました。ランチにと頼んだチーズトーストは 厚切りパンの上に1.5セ…

ロシアの正しい楽しみ方

かねてからエコノミー旅行の達人で、おもしろい着眼点をもっている友人から「『旅行人』っていうのはおもしろくて、ためになる雑誌だ」ときいていたのだけど、この本もとびっきりおもしろかった!私自身はロシアに行く予定は全くないけれどロシアのあれこれ…

岡本太郎が撮った「日本」

自分がこどもの頃、岡本太郎はテレビCMに出て強烈な個性を発揮、それをよくわかりもしないで世間は表面だけなぞって半笑いしている。。というような印象があった。それが最近70年代のものが再評価されている流れの中で「太陽の塔ってモダンだなぁ」と感…

妊娠小説

あの近代小説もさっさと「妊娠」というカテゴリーでまとめてしまう。。いわれてみれば確かにそういうところも。。コロンブスの卵的快感もあり、お楽しみとして読んでいける、でも骨太な本。妊娠小説 (ちくま文庫)作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 筑摩書房…

贅沢貧乏のマリア

森鴎外の娘、茉莉の評伝。鴎外の子育てなども浮かび上がります。森茉莉って美意識が強くてつきあいづらい人なのかなと勝手なイメージをもっていたが、この本を読んでいい意味でもお嬢様で、こだわる場所とこだわらない場所が俗物っぽくなくすごくすてきだと…

街の灯

昭和7年の女子学習院を舞台のお嬢様探偵?もの。時代考証が徹底していて本当にその時代を味わえる。わたしが古き良き時代だと感じている昭和初期。青春小説としても味わえる感じがする。 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)作者: 北村薫出版社/メーカー: 文…

昭和遺産な人びと

ただただ昭和期をなつかしがって「あの当時はよかった」と回顧する本でないところがこの本の魅力だ。博物学的におもしろがるのはいいけれど、「信仰」になるのはいかがなものかと本当に思うから。取材する相手の中にはずいぶんのお年の方であろうけれど、そ…

喫茶遺産

昭和20年代後半から昭和30年代初頭の喫茶店の写真を集めたもの。よくこんな写真が残っていたなぁと思うし現在もてはやされているタイプの昭和レトロな雰囲気の写真もいろいろ収録されていてうっとり。「どう古くてイイでしょう」という感じでなくその時…

へルタースケルター

岡崎さんの事故でずっと単行本化がおくれていて皆に待たれていたこの話題作、期待を裏切らず登場!という感じのようだ。岡崎さんのマンガは初期の頃ちょろっと読んでいたのだけど、スタイリッシュな絵柄と結構ハードな展開のギャップをちょっと背伸びしなが…

モダン古書案内

「話の特集」と和田誠、内藤ルネ、中原淳一。。今なお、いやさらに一層輝く昭和カルチャーをもっと知るための古本紹介が紹介してあるのだけど、多分昭和30年〜40年生まれの執筆者が多いとみえて、同世代の私にはとても親しみやすい。紹介してある古本に…

なにたべた?

すごく独創的でおしゃれで作りやすくてチャーミングなお料理を作られる枝元さんと、育児本時代から率直な書き方に楽しさをおぼえつつずっと生き方をみつめてきた感のある伊藤さんのどんなもの食べたか=どんな生活をしているかというファックスでのやりとり…

赤ちゃん教育

ほんとにはちゃめちゃというか、こんなことキャサリン・ヘップバーンじゃなきゃゆるされない!って感じだけど、ぎりぎりのところで許せる雰囲気なのが上手。伯母さんとそのお連れのユーモアが好き。赤ちゃん教育 [VHS]発売日: 1988/05/30メディア: VHS

フィラデルフィア物語

これを焼き直したグレース・ケリーの「上流社会」を先にみてストーリーはほぼ同じだったのだけど、わたしは「フィラデルフィア〜」の方が好きだった。 「上流社会」の方はルイ・アームストロングとかでてきてそっちに力がはいっているような感じだったけど、…

彗星に乗って

カレル・ゼマン作品。一応実写ものなのだけど、ところどころコラージュっぽく絵画っぽい画面がでてきて、沼田元氣さんの写真集をみているような、あるいは古い絵本を読んでいるような不思議な雰囲気を楽しめる。幻想の魔術師カレル・ゼマン 彗星に乗って [DV…

ブルース・ブラザース

あのまるっこい方の人のバク転とかとても好きで。。すばらしい! 出てくる人たちもすごいし。。 ジェームス・ブラウンは「ゲロッパ!」ににせ者が出てきてそっちを先にみてしまったのだけど、ちょっと似てる!と思った。アレサ・フランクリンはそれと知らな…

ブルー・イグアナの夜

sumiちゃんがボードで紹介してくれる。 ダリルハンナ、いまだに身体も美しく、「ジム行ってるんやろなー」と思いましたよ。今回はキュートなだけではなく、すごくせつなさがでてて、彼女の演技は光ってました。 ブルーでまとめられた映像も悲しげですごく綺…

バリ・ウブドのホテル

sumiちゃんがボードで行ってこられたところのバリ旅行の話をしてくださる。 バリは、ちょっと人々が日本人慣れしすぎてるのが(特に都会のクタ)ちょっと気になりましたが、私がおおかた過ごしたのはウブドという田舎の超リゾートホテルだったので、夢のよう…

ゲロッパ!

映画全体はところどころ流れがとぎれちゃうようなところもあったが、岸部さんの踊りのシーンはすごいチャーミングだったし出てくるたびにわくわく。 藤山直美との夫婦ぶりもgood!ほんとにかわいかった。 西田敏行もやっぱりうまいと思った。 タクシーのシー…

おしゃれ泥棒

ストーリーはまたまたいつものオードリー風(なんか昔の少女漫画みたい。。)という感じにもみえたけれど、ジバンシーのファッションとか車との構図とかタイトルの文字とかはやっぱりおしゃれで決まってるな、って思えた。 今までジバンシーの服に特別の思い…