2001-03-01から1ヶ月間の記事一覧

レンジで5分

「メディアファクトリーのかわいい本フェア」なんてオビがついてるけどオビを盲信したらダマされるかんじがまたよくて!いい意味で裏切られる感じ。とってもかわいい絵なのになかなか毒がありくすくす笑ってしまいます。三世代ギャグっていうのも新境地な感…

東電OL殺人事件

440ページもの大作だけどほんとに一気に読ませる。被告を信じながらも、べたべた丸抱えとかではない書き方が、とても読んでいるものの心を動かす。佐野さんが日経にのせてらっしゃる文章もいつもおもしろいそうで、私もこれから注目していきたいなと思っ…

秘宝耳

テレビをみてイライラすることがある度、「ナンシーさん一発書いてくれ!」とじりじりしてしまう程、ナンシーさんと共に生きている私。2001年あたまに週刊朝日のコラムをまとめて出版された「秘宝耳」も「よくいってくれた!」と思うことでいっぱい。毒…

アンテナ

はじめて読んだランディさんの小説。他のコラムに載っていたことがうまく物語の形になっているのだけどこのごろ珍しい濃厚な本。80年代には濃厚なものもたしなみ、かなり免疫があったはずのわたしもちょっとくらっときた。でも人間の救済っていうものをす…

わたしの死亡記事

生きている当人に「死亡記事」って依頼する方も書く側も気を遣うことは想像に難くない。そんなタブーを逆手にとった本。ちゃかしてみせる人あり、自分の人生の総括という感じで直球の人あり、あまり自分のことをほめるのも見苦しいけど押さえておくことはお…

伊藤ふきげん製作所

伊藤比呂美さんの本はすごく正直ですかっとして読んでいて楽しい。育児関係の本もいわゆる「よきママ」を目指すものでは決してなくわたしは読んで快哉をあげていた。久々にでた彼女の育児もの?のこの本、こどもたちの思春期のはなしだけどタイトルからして…

豆炭とパソコン

ほぼ日刊イトイ新聞に連載していたものをまとめたもので、イトイさんのもうすぐ80歳のおかあさんとi-macの遭遇を綴ったもの。コンセプトは楽しいのだけど、途中からイトイさんがしきりに感心しているお母さんに代表されるようなふつうの人の生活というのが…