秀子の応援団長

昭和15年度作品。近所のこどものお父さんが兵隊に行っているというセリフがある一方、ジャズがかかり、自由な感じで野球をしている様子に、この頃はまだこういう感じだったのか・・と思う。

沢村貞子さんがざあます夫人をすっかりなりきって演じておられる。はじめ沢村さんがどこに出ておられるのかわからなかった。野球監督役の千田是也が座興で朗々とセリフ的なものをいうのが堂に入っている。
清川玉枝のおばあさんは、「いじわるばあさん」風ヘアスタイルの典型的隠居風。またまた「きょうの猫村さん*1を思い出す。猫村さん、往年の日本の家族もの、それも上流風の家族もののスタンダードみたいなものをベースにしているんだな・・