アプリ版ぴあに載っていた東京・池袋の古書店往来座ののむみちさんの下の記事を読んで、みてみた。
松本清張ものってほんとにみてるものの気持ちをそらさない。そして、「わるいやつら」*1なんかもそうだったんだけど、この映画も登場人物が追い込まれるのをみて楽しんでしまう罪悪感を、因果応報なんだからと堂々と享受させてしまうようなところがあって、まあとにかくおもしろくみられた。小林桂樹氏が気が小さく今の地位を奪われたくないのに都合よくこっそり浮気しておこうというサラリーマンをぴったりの感じで演じている。アリバイで二回映画が使われていて、キネマ旬報なども小道具になるのもおもしろい。
みたのは東宝のvhs版