映画*1の方がわかりやすく作ってあるような気もした。
原作の方が色々な方向からその時代を描いているのだけど・・特におもしろかったのは前編の悩み相談の形式を使って描いているところ。後編の愛国かるた、衣料切符を女の子の入学にいる一式として描いているところ。ぐっときたのは、キツい義姉さんが、離れて暮らす息子の教科書の落書き(当時は教科書は神聖なものだったので許されるものではなかった)をみたときの雰囲気。(愛国行進曲の昭和18年から19年に替え歌←もともとは「ミヨ トージョーのハゲアタマ」の「トージョー」の部分を「センセー」にしてあったが、そんな歌が流行っていたとは・・)
あと木村恵吾監督の「歌ふ狸御殿」の主題歌(サトー・ハチロー作詞)「どうじゃねげんきじゃね」が東條英機の口癖からというのも驚いた。当時の人は東條のことをどうとらえていたのかな・・とも。
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